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「コーヒー1日3杯」を各社が勧める理由とは ~ポリフェノールと健康習慣~

9/3(火) 12:30配信

食品産業新聞社ニュースWEB

ここ数年、1日にコーヒーを3杯飲むことを提案する、コーヒーメーカーのコミュニケーション活動を目にする機会が増えている。世の中では、コーヒーの産地や淹れ方にこだわるサードウェーブのトレンドが、メディアでも取り上げられて関心が高まっているが、なぜ、摂取杯数を打ち出したコミュニケーションを行っているのか。その鍵は、ポリフェノールの含有など、コーヒーを飲む理由を改めて伝えるねらいにあった。

日本のコーヒー消費量は堅調に推移し、コーヒーが毎日の生活の中に定着する中で、“1日3杯のコーヒー”を勧める動きが出ている。

コーヒー販売量で国内最大手のネスレ日本は、「3Coffee a Day 1日3杯のコーヒー習慣がいい人生をつくります。」を、今年から様々な場面で訴求している。また、レギュラーコーヒーでトップシェアのUCC上島珈琲も、「ココロとカラダに1日3杯コーヒー習慣」として、“1Day 3Break”の訴求を強めている。

どちらも1日に3~5杯のコーヒー摂取を勧める活動だが、なぜ杯数の訴求まで行うのか。

それは、コーヒーには美容・健康成分のポリフェノールが含まれるが、そのことが生活者に知られていないことが大きな要因だ。

全日本コーヒー協会が20~79歳男女に対し行った昨年の調査結果によれば(n=1137人)、ポリフェノールと聞いて想起される飲料・食品のトップはワインで全体の66.6%、次いでチョコレートの55.8%で、コーヒーは、ぶどう、ブルーベリー、大豆食品に次ぐ6位で9.9%だった。ただ、実際に日本人がポリフェノールを最も多く摂取しているのはコーヒーからである(ネスレ調べ)。

一般的に理想的と言われるポリフェノール摂取量は、1日1000mg~1500mg以上とされるが、現在の平均摂取量は800mg程度にとどまっている。そこで理想の摂取量を達成するために、現状の1日に平均1杯とされるコーヒーの飲用杯数を、3杯以上にしようというのが、「1日3杯のコーヒー」訴求の大きな理由につながっている。コーヒーには100mlあたり約200mgのポリフェノールが含まれているためだ。

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最終更新:9/3(火) 15:05
食品産業新聞社ニュースWEB

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