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私たちは毎週「クレジットカード一枚分」のプラスチックを食べている。マイクロプラスチック排出を抑えるため、今できること

9/3(火) 17:00配信

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驚きの研究結果

今月半ば、「私たちは一週間あたり5グラム、だいたいクレジットカード一枚分と同量のプラスチックを『食べて』いる」というなんともお腹がもぞもぞする研究結果が世界を駆け巡った。

これはWWF(世界自然保護基金)の委託により豪ニューカッスル大学が実施した調査の結果で、52件の研究結果に基づいて「人間が1年間に体内に取り込むプラスチック量は、推定約250グラムに上る」との結論を導き出した。

平均的なアメリカ人が飲食物と一緒に体内に取り込んでいる130ミクロン以下のプラスチック粒子は約4万5000個にのぼり、かつほぼ同量のプラスチック粒子を空気中から吸い込んでいるという。

今週も先週もクレジットカードを食べた覚えなどないが、一体私たちは、そんなけっこうな量のプラスチックをどこから取り込んでいるのだろうか?

内訳を見ると先述のように半分は空気中から吸い込んでいるようで、同研究は「程度の差こそあれ、汚染されていない場所はない」と指摘している。残り半分、つまり飲食物の中で最大の摂取源は飲料水とのこと。

例として米国では水道水サンプルの94.4%から、1リットル平均で9.6本の目に見えない大きさのプラスチック繊維が検出されたという。

ではボトル入り飲料水に切り替えればいいかというと、こちらは昨年ニューヨーク州立大学がCBCニュースとの提携で行った9か国11の大手ブランドのボトル入り飲料水調査で既に「93%がマイクロプラスチックを含んでいる」との結論を出している。

調査結果を報告したCBCニュースの中で、カナダ人ジャーナリストDavid Common氏は「下手な水道水よりはるかに多くのプラスチックが検出されました」とコメントしている。

他にも貝や甲殻類といった丸ごと食べることの多い海産物、ビールや海水を原料とする塩などからもマイクロプラスチックが検出された。

海に囲まれた土地で暮らし、小魚を含め海産物をよく食べる習慣のある私たち日本人にとっても決して他人ごとではないだろう。現に日本海域周辺はマイクロプラスチックのホットスポットであるという指摘もある。

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最終更新:9/3(火) 17:00
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