ここから本文です

家事をする男性ほど、職場の女性が苦手?「衝撃的」調査結果の意味、父親研究のトップランナーが出した答え

9/8(日) 7:00配信

withnews

【#父親のモヤモヤ】

家事に積極的な男性ほど、職場の女性が苦手? 7月、東京都内で、男性の家事育児にまつわる「衝撃的」な調査結果について、専門家が議論するパネルディスカッションが開かれました。イクメンという言葉が流行語大賞のトップテンに入ったのが2010年。仕事の成功が男らしさの要素を大きく占めていた時代から、家事や育児にもより関わる意識が浸透するにつれ、モヤモヤを抱える父親も増えています。長年、男性学に携わってきた研究者たちがこの問いに向き合い、男らしさを再考。たどり着いた生きづらさを和らげるヒントが、「男のシェア・ケア・フェア」でした。(withnews編集部・丹治翔)

【漫画】赤ちゃんとの関係、恋人に例えると… 漫画から伝わる、育児のハードさ「少しでも多くの理解者を」

男らしさの3要素が重荷に

パネルディスカッションには、男性・父親研究のトップランナーたちが勢ぞろいしました。笹川平和財団の「新しい男性の役割に関する研究会」がまとめた調査報告書(https://www.spf.org/asia-peace/publications/20190726.html)の発表をもとに語り合ったのは、座長の関西大・多賀太教授、京都産業大の伊藤公雄客員教授、お茶の水女子大の石井クンツ昌子教授です。

イベントではまず、「男らしさの3要素」について伊藤客員教授が説明しました。競争に勝ちたい、誰かの上に立ちたいという「優越志向」。たくさんのモノを持ちたい、自分の管理下でコントロールしたいという「所有志向」。自分の意志を他人にも押しつけたい「権力志向」。これらは女性の内面にもありますが、「近代以降、多くの文化圏で男性たちに根付いた傾向」と指摘します。

この3要素によって、「男性は努力する」など、プラスに作用してきた面がある一方、ジェンダー平等においては「大きな妨げになっている」と伊藤客員教授。また、「優越性を示すために弱音をはけない。あるいは、感情を抑圧しなければならない」など、男らしさが重荷になっている側面があるとしました。

1/4ページ

最終更新:9/8(日) 7:00
withnews

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事