ここから本文です

双葉町で初試験栽培 両竹地区出荷制限解除目指す

9/6(金) 8:19配信

福島民報

 県と双葉町、町農地保全管理組合は、今月から避難指示解除準備区域の両竹(もろたけ)地区で農作物の試験栽培を始めた。東京電力福島第一原発事故発生後、町内での試験栽培は初めて。今秋に収穫する作物の放射性物質を検査し、基準値を下回った場合は県が出荷制限などの解除を国に求める。町は来年春に両竹地区などを含む一部地域の避難指示解除を目指しており、営農再開に弾みをつけたい考えだ。

 五日、いわき市の町役場いわき事務所で開かれた町議会全員協議会で町が示した。試験栽培する作物は、コマツナとホウレンソウ、キャベツ、ブロッコリー、カブの五種類。いずれも放射性物質が検出されやすい傾向にあるとして国が原発事故後に出荷制限を指示している。

 県と町は除染が完了した両竹地区の三カ所に計六アールの畑を整備し、農地保全管理組合のメンバーと共に二日に苗や種を植えた。今後、生育状況に応じて十月中旬ごろに収穫する予定で、県がモニタリング検査を実施する。検査結果で放射性セシウムが食品衛生法の基準値(一キロ当たり一〇〇ベクレル)以下となった場合、国と出荷制限の解除を協議する。

 避難区域が設定された十二市町村のうち、双葉町以外の十一市町村は帰還困難区域などを除いて出荷制限が解除されており、解除が認められれば全町村での栽培が可能となる。

最終更新:9/6(金) 8:19
福島民報

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事