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熊本市民病院が22億円赤字 5年連続で熊本地震の影響続く

9/6(金) 11:23配信

熊本日日新聞

 熊本市が公表した2018年度の病院事業会計決算によると、熊本地震で被災し、3棟のうち管理棟だけで診療している市民病院(東区湖東)の純損益は22億7945万円のマイナスだった。赤字は5年連続。

 17年度は地震で使えなくなった北館と南館の減損損失を計上。特別損失が膨らんでいたため、赤字は14億8493万円減った。

 市民病院の延べ患者数は、入院が17年度比8・5%増の7182人、外来は8・3%減の6万1253人だった。外来は診療内容が制限されていることや被災者の医療費減免が終わったことが影響したとみられる。

 10月には新病院(東区東町)での業務を開始するが、19年度も約47億円の赤字を見込んでいる。

 病院事業の減収を穴埋めする借金(減収対策企業債)は累計約130億円に達する見通し。

 一方、植木病院(北区)の延べ患者数は、入院が前年度比13・6%減の2万2567人、外来は6・2%減の2万6023人。医師の退職などが患者数に響き、2億383万円の赤字だった。外来のみの芳野診療所(西区)の延べ患者数は3・2%減の2682人で、収益は5105万円。一般会計で赤字を穴埋めするへき地診療のため、純損益はない。(酒森希)

(2019年9月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

最終更新:9/6(金) 11:23
熊本日日新聞

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