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”着るこたつ”がワークマンから初登場 「価格破壊」を続ける理由を担当者に直撃

9/6(金) 10:56配信

ITmedia ビジネスオンライン

 ワークマンが”着るこたつ”を発売する。同社は9月5日に「2019年秋冬新製品発表会」を行い、新たに展開する商品の展示や詳細な発表があった。

【画像】温度によって色が変化

 中でも注目なのが「Wind Core ヒーターベスト(バッテリーセット)」(税込9800円、以下同)だ。担当者によると、”着るこたつ”とも言える商品で、ベストの中に電熱線が仕込まれている。

 付属の充電式バッテリーでオン・オフを切り替える。温度は50度、45度、40度の3段階あり、胸部のボタンを押して設定できる。温度によってボタンの色が変わり、バッテリーは最大で17時間ほど持続する。

 「ワークマンが今一番注目する機能」(担当者)とする「はっ水」加工も施されており、アウトドアシーンでの利用も見込む。

 「大人気で一部売り切れもあった」(担当者)というフード付きパーカーも、リニューアル。名前も変わり、「ULTIMATE(アルティメット)」から「AERO STRETCH ULTIMATE(エアロストレッチアルティメット)」(パーカータイプ3900円、ベスト・シャツタイプ2900円)となった。担当者によると、同商品は、主にアウトドアシーンでのカジュアルな使用を想定して企画。想定外の好評を受けて、無地の商品しかなかったところに柄の入った「スピンネイビー」を新開発。また、パーカータイプだけだったところをベスト・シャツタイプも登場させ、さらに選択肢を増やした。裏地にアルミ地を使用し、保湿性を高めつつ、はっ水機能も備えている。

なぜこんなに安い?

 ヒーターベストも、アルティメットも、高機能な商品でありながら値段が非常に安価なことが特徴だ。特にヒーターベストは、担当者によれば「他社の類似商品は1万円以上のものが多いが、本商品はその半分ほどで提供している」という。

 同社は価格の安さを1つの武器として捉えており、発表会で登壇した担当者も「値札を見ないで安心して買える価格を」と強調していた。さらには「他社商品の半分、いや3分の1の価格を目指す」と「価格破壊宣言」も飛び出た。発表会と同時に開催した「ファッションショー」でも、モデルが着ていた服は全て合わせても1万円以下で揃えられるという。

 しかし、なぜこんなに安く商品を提供できるのだろうか。担当者に直撃したところ、「ワークマンではとことん値段にこだわっている」との返答を得た。商品を企画する際には、「まず価格ありき」で考えるとのこと。そのため、トレンドの商品や人気となっている商品でも、製造するに際して当初設定した販売価格を超えてしまうような場合には製品化を断念することもあるという。

 こうした「取捨選択」とともに、ワークマンでは定価販売を徹底。過度な安売りをしないことで、利益の確保を行う。さらには無駄な在庫を持たないことで、価格を維持しているという。

 10月の消費増税でも税込価格をそのまま据え置く「実質値引き」で対応するワークマン。18年に旗揚げした新業態「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」の大量出店も予定しており、価格破壊と高機能を売りにさらなる成長を続けられるか。

【お詫びと訂正:2019年9月6日午前10時40分の初出で、「夏用”空調服”のバッテリーとの互換性もあるという。」と記載いたしましたが、誤りでした。「空調服」は株式会社空調服の登録商標であり、記事中商品とのバッテリーの互換性はありません。9月7日午前9時、該当箇所を削除いたしました。お詫びして訂正いたします。】

ITmedia ビジネスオンライン

最終更新:9/7(土) 8:59
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