ここから本文です

「会社で出世したいですか?」日本人の出世意欲はアジア太平洋地域で最下位

9/6(金) 12:31配信

THE PAGE

 日本人の出世意欲は「世界最下位」という調査結果が話題となっています。日本人ビジネスパーソンが出世に興味をなくしているというのは以前から指摘されてきたことですが、国際比較調査でそれがより顕著に示された形です。

日本人は21.4% 出世に関する意識調査

 人材大手パーソルグループのパーソル総合研究所がアジア太平洋地域のビジネスパーソンを対象にアンケート調査したところ、「現在の会社で管理職になりたいと感じますか」という問いに対して、「そう思う」あるいは「ややそう思う」と回答した日本人は21.4%で断トツの最下位でした。「会社で出世したいか」という類似の問いについても日本はやはり最下位です。

 もっとも、こうした出世意欲に対する調査は、豊かな先進国ほど低く、発展途上国が高くなるという傾向があります。実際、管理職になりたいかという質問では、日本の次にニュージーランド、オーストラリア、シンガポールと先進国が続いています。しかし注目すべきなのは順位のみならずその数字です。

 日本の次に順位が低かったニュージーランドで管理職になりたいと考えている人の割合は41.2%と日本の2倍近くもあり、数値で見ると日本だけが極端に低い結果となっているのです。日本はある程度の生活水準を達成しているといっても、日本人の出世意欲の低さはやはり異様な水準といってよいでしょう。会社での出世ですらこの結果ですから、独立・起業したいかという問いに対しても当然のことながら最下位となっています。

年下や女性の上司のもとで働きたくない?

 ダイバーシティについても惨憺たる結果です。女性の上司のもとで働くことに抵抗はない、外国人と一緒に働くことに抵抗はないという質問についても最下位、年下の上司のもとで働くことに抵抗はないという質問については、下から2番目でした。しかも、現在の勤務先で継続して働きたいと考える人の割合が最下位であるにもかかわらず、転職したいと考える人の割合も最下位、一方で、何歳まで働きたいと思っているかという質問では、日本の平均値は63.2歳でこの項目だけは断トツのトップです。

 整理すると、日本人は出世意欲が極端に低いが、年下の上司や女性の上司の下で働くのは嫌で、今の会社で継続して働くことも望んでいません。一方で、転職する意思は極端に低く、高齢者になっても働き続けたいと考えているという結果になります。一連の結果は相互矛盾していますから、これは要注意でしょう。日本人ビジネスパーソンの職場環境はかなり劣悪であると考えた方がよさそうです。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:9/6(金) 12:31
THE PAGE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事