ここから本文です

久保建英がパラグアイ戦でW杯予選に向け学んだものとは?「学び挑戦者になれればいい」

9/6(金) 4:56配信

THE PAGE

 チーム最多タイとなる5本のシュートが利き足の左足から放たれるたびに、県立カシマサッカースタジアムがどよめいた。しかも、後半の45分間だけの出場で。日本代表の歴代最年少ゴール記録は更新できなかったものの、18歳のMF久保建英(RCDマジョルカ)がまばゆい輝きを魅せた。

「打ったからには全部決めないといけないですし、シュートが入っていないことがすべてなので。うーん、という感じですね」

 試合後の取材エリアで自らにダメ出しした久保は、パラグアイ代表と対峙した5日のキリンチャレンジカップ2019の後半開始とともに、大歓声に迎えられながら右サイドハーフとして投入された。そして、わずか5分後に「タケフサコール」をスタンドから呼び起こした。

 果敢に仕掛けたドリブルで相手のファウルを誘発し、獲得した直接フリーキックのチャンス。場所はペナルティーエリアの右手前。距離にして約18m。
 試合後に「自分で蹴るつもりでした」と明かした一撃は、狙いを定めたゴール右上をかすめて自身へのコールをため息に変えた。

 再び天を仰いだのは、8分後の後半13分だった。左サイドを駆け上がったMF原口元気(ハノーファー96)が、マイナス気味のクロスを送る。右サイドから絶妙のタイミングで中へ走り込んできた久保だったが、強烈なシュートは目の前に飛び込んできた相手選手にブロックされた。

 5分後には、またもやドリブルを仕掛けてファウルを獲得する。ペナルティーエリアの右横からの直接フリーキック。原口から
「蹴っていいよ」と背中を押された久保は、クロスではなくシュートを選択。強烈な一撃は相手キーパーに防がれ、コーナーキックに変わった。

 圧巻は24分だった。MF柴崎岳(デポルティボ・ラ・コルーニャ)のスルーパスに、オフサイドぎりぎりで反応した久保がペナルティーエリア内の右側を抜け出す。ゴールに背を向けた体勢でボールを整え、ゴールラインが見える位置で素早く反転して相手キーパーと1対1になった。
「最初はボールが来るとは思わなかったんですけど、本当にいいパスが来て(自分に)通ったので、そのあとはゴールしか見ていませんでした」
 ほとんど角度がない位置から、迷うことなく左足を振り抜く。腰を低く屈めた相手キーパーの体勢をも視野にとらえていたのだろう。頭上に広がるスペースを射抜いたはずの一撃は、無情にもクロスバーに弾かれてしまう。再び原口のパスを受けて放った28分のシュートも、枠をとらえられなかった。

1/3ページ

最終更新:9/6(金) 9:14
THE PAGE

こんな記事も読まれています

スポーツナビ サッカー情報

あなたにおすすめの記事