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好材料で地元学生つなぎとめる 「市民が守った看護学校」 学費安価、校舎新設などで志向強まる/兵庫・丹波市

9/6(金) 11:01配信

丹波新聞

 一度は廃止が決定したものの、市民が知事に直訴したのが契機になり、県から市に移管された上で存続した同県丹波市の「市立看護専門学校」(同市氷上町石生)。「市民が守った」異色の学校は8月27、28の両日、完成したばかりの新校舎でオープンキャンパスを開き、高校3年生を中心に計約130人が集まった。遠くは山口県周南市からも参加者があったが、その多くは地元住民が占めた。学費面や設備面など、種々の好材料がそろったことが地域の学生の地元志向を強めた。

市民が守った看護学校、廃止決定も知事に直訴し存続

 同校の前身の県立柏原看護専門学校(同市柏原町柏原)は2011年10月、県の行政改革で、同県淡路市の県立看護専門学校と共に「15年3月末で廃止、13年度から新規学生の募集を停止する」と公表された。しかし、市民グループらが井戸敏三県知事に学校存続を要望する手紙を渡したり、直訴するなどして必要性を切々と伝えた結果、知事の決断で廃止から一転、市に移管しての存続が決まった。

学費安価、地元出身者多く

 オープンキャンパスでは、旧校舎だった昨年までは教室が狭かったため、1日50人に限っていたが、新校舎に140人を収容する視聴覚室が整備されたことから、今年度は希望者全員を受け入れた。

 看護学習体験や先輩との懇談があり、参加した地元の高校3年の女子生徒は「きれいで設備が整っている。受験を考えたい」と話した。市内の高校に通う娘の付き添いで参加した母親は「親としては、自宅から通ってくれると安心だし、月額2万円と学費が安いのも助かる」と胸の内を語った。

 現在の在籍者113人のうち、半数超の59人を丹波市と、隣接する丹波篠山市民が占める。県立時代の後期は、地元割合は3分の1程度だった。

 地元比率が高まった理由は、市立移管後、丹波市が市内の現役高校生5人程度の「地域枠」を設けたこと、学費が安価で自宅から通える上に校舎が新しくなり、新校舎の隣に県立丹波医療センターが新しくできたことがある。好材料が高校生の地元志向を強めた。

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最終更新:9/6(金) 11:01
丹波新聞

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