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トラック運転手、Uターン誤り右折か 首都高に乗るルート、過去に走行 京急衝突

9/7(土) 20:50配信

毎日新聞

 横浜市神奈川区の京急線の踏切で快特電車と大型トラックが衝突した事故で、トラック運転手はUターンするはずの国道交差点で間違えて右折した末、事故現場の踏切に近づいた可能性がある。捜査関係者への取材で判明した。神奈川県警が運行記録などを調べたところ、運転手は過去に付近を複数回走行し、その際は交差点をUターンして首都高速に乗るルートを走っていた。

【トラックが入り込んだ側道の入り口】

 5日、京急神奈川新町駅に近い踏切で立ち往生していた千葉県の「金子流通サービス」の13トントラックに快特が衝突し、トラックの本橋道雄運転手(67)が死亡、乗客ら35人が軽傷を負った。トラックは事故現場から約1キロの場所にある神奈川区の倉庫で果物を積み込んだ後、千葉の業者に届ける予定だった。

 県警は一帯のカメラ映像を確認した。トラックは国道15号に出て左折し横浜方面の車線に入った後、神奈川2丁目交差点を右折して京急線の高架下を通過。直進すると高さ制限で通れない道があるためか、右に曲がって京急線と並行する側道に入った。トラックは丁字路に突き当たり、右折して踏切への進入を試みたものの、立ち往生して事故が起きた。

 県警は自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で金子流通サービスを捜索。運行記録を調べると、本橋運転手は今回と同様の運送を数回経験していた。その際は神奈川2丁目交差点を品川方面へUターンし、目の前の首都高速東神奈川入り口に入っていた。【池田直、松本惇】

 ◇全線で運転再開

 京急電鉄は7日午後1時13分、京急川崎―横浜間で運転を再開した。全線での運転再開は事故から2日ぶり。計1399本、約63万人に影響した。

 京急は6日夜から7日未明にかけて現場に残った先頭車両をクレーンでつり上げて線路に戻し、作業員が手で押して近くの車両基地に移した。曲がった鉄柱や損傷した線路も交換するなどした。

 現場の踏切に近い神奈川新町駅では、利用客が運転再開を喜んでいた。横浜市神奈川区の会社員、永井さゆりさん(33)は「2日間も運転が止まり、不便だった。こういうことが起こってみると平常運転のありがたみを感じた」と話した。同区の会社員、藤巻成美さん(28)は「再開は助かる。今までこんな大きな事故が身近で起きたことがなかった。頑張って作業してくれた人には感謝したい」とねぎらった。【池田直、岡大介】

最終更新:9/9(月) 17:12
毎日新聞

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