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【勝負の分かれ目 セントウルS】ルメール騎手の完璧なエスコートで、スプリンターとしての素質が完全に開花

9/8(日) 18:40配信

netkeiba.com

 13頭がほぼ横並びのスタートを切った。

 2番マテラスカイと5番ラブカンプーが並んで後続を引っ張る展開になった。

 直後に和田竜二の6番ファンタジストがつけ、1番ペイシャフェリシタ、4番イベリスらがつづく。

 内枠から出た馬たちが主導権争いをつづけるなか、クリストフ・ルメールが乗る1番人気の7番タワーオブロンドンは、ややゆっくりとゲートを出て中団から後方につけた。

「スタートはそんなによくなかった。それでもすぐにハミを取りました。3、4コーナーではすごく走りたがっていた。ペースはちょうどよかったです」

 そうルメールが振り返ったように、3コーナーから馬群のなかを引っ張り切れないほどの手応えで進む。

 4コーナーを回りながら外に進路を確保して前をクリアにし、直線へ。逃げ込みをはかるマテラスカイとの差は3馬身ほどあったが、ルメールには余裕があった。

「直線では自信があった。いい脚を使ってくれました」

 ラスト300mほどのところで馬群の外に持ち出されると、タワーオブロンドンは溜めていたエネルギーを爆発させた。

 1完歩ごとに前との差を詰め、ラスト200mを切ったところで先頭に躍り出た。そこからは独壇場だった。ノーステッキで後ろを突き放し、2着のファンタジストに3馬身差をつけてフィニッシュ。重賞4勝目を挙げたと同時に、サマースプリントシリーズのチャンピオンとなった。

 勝ちタイムは従来の記録をコンマ4秒短縮する1分6秒7のコースレコード。同じルメールが乗った9レースの瀬戸内特別を勝ったメモリーコロネットの阪神芝1400m1分19秒3につづくレコードとなった。

「めちゃめちゃ強かった。ボディや走り方がスプリンターっぽいし、今年は1200mを使って、今日はすごくよかった。今日はGIホースもいました。もっと上に行ける馬です」

 一昨年の朝日杯FSで3着となり、昨年のアーリントンCを勝つなど、マイルでも結果を出してきたが、ここに来て、スプリンターとしての素質が完全に開花した。

(文:島田明宏)

最終更新:9/8(日) 18:40
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