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6代目 三菱L200(トライトン)に試乗 新エンジンとシールドグリルを獲得

9/8(日) 9:50配信

AUTOCAR JAPAN

オールアルミの新ディーゼルエンジンを採用

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

三菱のピックアップトラック、L200の歴史は古く、1970年代末にまでさかのぼる。近年4ドアボディのピックアップ人気は英国でも上昇しており、6代目となるL200もかなりの可能性で成功しそうだ。L200は現在タイで生産されており、世界中で述べ470万台を販売。英国で見ると、三菱製自動車の販売台数のうち、実に1/3がL200を占めている。

【写真】三菱L200と競合ピックアップ (97枚)

さらに欧州全域で販売されているL200は、その半数近くを英国人が購入している。そのため三菱自動車は、英国ユーザーからのフィードバックにもしっかり耳を傾けてくれているようだ。その好循環が、英国での長い人気を保っている理由のひとつとなっている。

ハンサムなルックスを獲得した6代目L200だが、実際、英国ユーザーの意見をよく反映しているように思う。車体寸法や機械的な機能はよく検討されているし、今回のモデルチェンジですべての重要な部分で改善を受け、シャシーとサスペンションはより良質で静かな乗り心地のために見直された。ちなみにフロントは独立懸架式で、リアがリジッドアスクルにリーフスプリングの組み合わせ。

エンジンはまったく新しいユニットへと刷新され、150psを発生するオールアルミの2268cc、4気筒ディーゼルが採用された。従来以上に厳しい欧州の環境規制にも対応する。これまで搭載されていた2.4Lユニットよりも排気量は小さく、15psほどのパワーダウンにはなっている。だが柔軟性を高めるために、最高出力の発生回転域は500rpmほど引き下げられ、ゆとりのあるトルクは健在だ。

存在感と豪華さを増したデザイン

新しくなったエクステリアデザインは、フォード・レンジャーやメルセデス・ベンツXクラスなどのライバルと比較して、従来のL200に欠けていた存在感を強めることに成功している。インテリアも新しくなり、エントリーグレードであっても装備は充実している。今回試乗したのは、トップグレードとなるバーバリアンX(野蛮人・未開人という意味)で、英国での価格は3万2200ポンド(418万円)。この豪華なバーバリアンが、全体の40%ほどの人気を獲得すると三菱は読んでいる。

特にエクステリアは、「ダイナミックシールド」と呼ばれる近年の三菱らしいデザインを与えるために、全体的な手直しを受けている。英国で同様に人気のアウトランダーやASXなどと同じ顔つきを得た。運転席からボンネットの先端の視認性を良くするために、クラムシェル・ボンネットの高さは40mmほど持ち上げられ、新しいLEDヘッドライトの取り付け位置も従来モデルから100mm高くなっている。加えてスクエア状に切り取られたホイールアーチと、LEDテールライトが与えられたリア周りのデザインもタフで、モダンな雰囲気を生んでいる。

インテリアは豪華さを増し、より乗用車的になった。見た目も座り心地も良いシートや、肉厚のステアリングホイールが備わり、ダッシュボードなどの内装パネルの質感もいい。車内中央にはモニター式のインフォテインメント・システムが備わり、サルーンのような仕上がりを見せる。試乗車のバーバリアンXグレードの場合、筋肉質な専用スポーツシートにLEDインテリアライトも付く。

三菱のマーケティング担当者によれば、新しいディーゼルエンジンの採用により、一層民主化されたピックアップトラックの需要があるとしており、新しいL200の快適性を強調したいようだ。同時にバーバリアンXの特徴でもあるのが、優れたパフォーマンス。試乗でも確かめることができた。

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最終更新:9/8(日) 9:50
AUTOCAR JAPAN

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