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iPhoneのTouch IDが恋しい…いつになったら復活するの?

9/9(月) 21:01配信

ギズモード・ジャパン

Touch IDは、後継機を作るよりむずかしいってことか。

iPhoneの指紋認証システム「Touch ID」の復活が待たれるなか、先日ブルームバーグが、「Touch IDが復活するのは来年になりそう」という記事を発表しました。8月にはApple関連のアナリストとして有名な郭明錤(Ming-Chi Kuo)氏が「iPhoneは2021年にTouch IDを再搭載する」と予言したばかり。なんだか矛盾した情報が錯綜しているようですが、本当のところはいったいどうなっているのでしょう。

大型ディスプレイありきで、Face IDが採用された

2018年、Appleは指紋認証を廃止し、それに変わる生体認証セキュリティシステムとしてFace IDをiPhone XR、XSそしてXS Maxに搭載しました。ただ、それはAppleが「Face IDこそ最高!」と思っていたから、というわけではありません。どちらかというと、できるだけ枠部分を取っ払って、そのうえで信頼性の高い生体認証セキュリティも備えたデバイスを作りたかったから、という「大型ディスプレイありき」な理由だったようです。

そうなると、ディスプレイ上で機能する指紋リーダー、もしくは顔認識用のカメラのいずれかが必要になるわけです。が、指紋スキャナーをディスプレイに搭載するのはかなり技術的にむずかしいのです。そこでAppleはFace IDのほうを採用しました。今の段階で、それなりの安全性や信頼性を確立できていますが、セキュリティの専門家によると、やはりまだ抜け穴のあるシステムなのだそうです。Face IDを支えるテクノロジーはそれほど画期的というわけではなく、Microsoftでは2015年にすでに、Face IDと似たような「顔スキャナー」を導入しています。

最新のTouch ID技術はすごい! でも作るのが大変!

最新のTouch ID技術は、指に超音波を送信し、センサーに跳ね返ってきた情報をもとに認証を実行するというもの。うまくいけば、より完璧な3D画像を取得することができ、従来のTouch IDに使用されていた静電容量式指紋リーダーよりも、はるかに安全性は高くなります(ちなみに、静電容量式の指紋スキャナーでは、小型の指紋の2D写真を撮影してチェックします)。

ただ、この技術は2017年にやっと携帯電話に搭載開始されたという、フレッシュマン。案の定、初期バージョンには大きな不具合が見つかっています。超音波が、多くの携帯電話で使われているガラスを通過できなかったのです。携帯電話メーカーが、より薄く繊細なガラスに切り替えなければならず、作業は難航しました。赤外線に合うガラスというのが、なかなか見つからなかったそうです。

今年解禁になったSamsung Galaxy S10などの機種でようやく、セキュリティ問題のユーザの希望とのバランスが取れてきたかな、という感じになってきましたので、今後はこの技術が広く使われるようになる期待感が高まります。

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最終更新:9/10(火) 14:11
ギズモード・ジャパン

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