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主砲の楽天・浅村、チームを救う

9/9(月) 22:38配信

毎日新聞

 ○楽天6―4オリックス●(9日・楽天生命パーク宮城)

 これが主砲の姿だ。楽天は同点の八回、浅村が決勝の中前2点適時打。極度の不振に苦しんでいた男が、チームを救った。

 二回に13試合ぶりのソロを放って、迎えた八回。1死二、三塁で4番手・増井と相対した。初球はフォークが外れボールに。敬遠も頭に入れて「(打つべき球が)来るなら1球」と集中を高めた。2球目の真ん中付近に来た直球を振り抜き、ライナーで運んだ。歓声を受けながら、静かに手をたたいた。

 フリーエージェントで西武から加入して1年目。未体験の苦しみにもがいていた。7、8月の打率は2割台前半。相手の攻め方の変化が一因だった。四球は昨季の68を大きく上回る84とほとんどボール球で勝負してきた。加えて、疲労と痛みが蓄積されていく。「体もあまり動かないし、気持ちもついてこない」

 一つの覚悟が打撃フォームに表れた。シーズン中、細かく変えていた左足の上げ方を固定した。「残り試合少ない中で勝つために、根気強くやるしかない」。どんなに状態が悪くても、逃げずにバッターボックスに立ち続けた。その思いは報われた。

 チームはクライマックスシリーズ出場へ正念場が続く。「負けていい試合はない」と浅村。覚悟を示す戦いはこれからだ。【生野貴紀】

最終更新:9/10(火) 0:12
毎日新聞

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