ここから本文です

結成40周年・横浜銀蝿、オリジナルメンバーで再結成 その真意に迫る:インタビュー

9/9(月) 6:04配信

MusicVoice

 来年結成40周年を迎える横浜銀蝿(正式にはTHE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL)が、オリジナルメンバーである、嵐・翔・TAKUに加え、ついにJohnnyも合流。メンバー4人による「横浜銀蝿40th」として完全復活する。80年代にユーモアのある楽曲に男の生き様を描いたナンバーで一世風靡。昨年にはドラマ『今日から俺は』で、弟分である嶋大輔に提供したJohnny作曲の「男の勲章」が再ブレークし話題となった。インタビューでは、オリジナルメンバーによる再結成の経緯から、今このメンバーで活動する想いを4人に聞いた。【取材=村上順一/撮影=冨田味我】

水橋春夫が導いた再結成

――オリジナルメンバー4人にでの復活とのことですが、この4人で再び活動することになった経緯はどのようなものだったのでしょうか。

翔 横浜銀蝿が1980年にデビューした時に、ディレクターに水橋(春夫)さんという方がいて、もともとはジャックスのギタリストで、後にWinkとかも担当した人なんだけど、水橋さんがいなければ俺らはこんなに売れなかったと思うんだよね。去年の5月にその水橋さんが亡くなってしまって、身内だけで葬儀は終わってしまったんだけど、その後にお別れ会を開くことになってね。

Johnny それが去年の11月頃でした。水橋さんを偲ぶ会というのが青山でおこなわれたんです。そこで翔くんと20年ぶりに再会して。解散してからはなかなか会う機会がなくてね。

翔 そうそう、「お~Johnny久しぶりだね!」みたいな感じになってね。その時は水橋さんのお別れ会がだから、水橋さんの思い出を色々と話して、その日は解散して、「またすぐに会おうよ」と約束してね。その後食事に行って、横浜銀蝿も来年40周年だし、Johnnyとまたやってみたいなと思ったんだよね。それは前から嵐さんも言っていて。

Johnny それで、結成40周年なんだけど「Johnnyどうなのよ?」って聞かれて(笑)。「どうなのよ」と聞かれても、20年以上もギターを触っていなかったんです。もうギターからゴルフクラブに変えてしまっていたので。

一同 (笑)。

Johnny だから「ギターはもう弾けないよ」と話したんだけど、でも、今まで4人での再結成はなかったし、「この4人での活動を楽しみにしている人もいるんだよ」と考えてみてほしいと言われてね。それで、何カ月間かギターを練習して、3月頃にリハをやってみて、やっぱりみんなが「これはダメだな」と思うかもしれないし、俺も無理だと思うかも知れないから、練習期間をもらってリハに入ってみようと思ったんです。やっぱりこの翔くんとの出会いも水橋さんの導きかなと思ったので。

――久しぶりのリハはいかがでしたか。

Johnny 真剣に練習していって、自由が丘のスタジオに入ってみんなと演奏してみたら、「俺、出来るかも知れない」と思えたんです。

TAKU 僕と嵐さんと翔くんはTHE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL RETURNSとして、Jack(Gt)とAtsushi(Dr)というメンバーを入れて、今も活動して来ているわけなんだけど、その中にJohnnyが1人入っただけで、Atsushiのプレイが普段はサボっていたんじゃないかと思えるくらい、いつもと違うんだよね。。先日も翔くんとレコーディングしている時に何でだろうという話をしていたんだけど、それをAtsushiに聞いたら「Johnnyさんに引っ張られる」と話してくれて。楽器というのは長くやっていると人柄が出てくるんですよ。それでやっぱりJohnnyはすごいなと思いました。

Johnny こうやってすごく持ち上げてくれるんですよ(笑)。

TAKU よく役者が揃うという言葉を聞くけど、最初のリハが終わった時に役者が揃うというのはこのことなんだなと、しみじみ思いましたから。

嵐 メンバーとしてはもう最高のメンバーだと思うんです。40周年とか抜きにして、これからデビューしても良いんじゃないかと思えるくらい(笑)。1980年に最初にデビューした時と同じ様な状況で、リハをやってみて、このメンバーだったらどこにも負けないなと感じたんです。

――よくバンドで一緒に音を出した瞬間にすごいものを感じることがあると聞くことがあるのですが、そういった感覚もありましたか。

嵐 音を出した一瞬でゾクッとするんだよね。銀蝿の昔の音が聴こえてきて、もうそれは鳥肌モンだよ。今アルバムを作っているんだけど、そのアルバムを聴いたら同じようにゾクッとするやつは沢山いると思うよ。

――その新しいアルバムは現在どの様な感じでしょうか。

嵐 傾向としてはロックンロールで同じなんだけど、40周年ということもあって、自分はより“ジジ臭く”なったなと今は感じてるよ。

TAKU それは嵐さんだけでしょ(笑)。昨日は嵐さんもレコーディングに参加してね。もうパーカッションがすごいんですよ。

嵐 最近はデビュー前の時にあった「頑張るぞ!」という気持ちを思い出しちゃったよね。その当時の感覚が蘇ってきてるんだよ。当時の俺たちは演奏は下手くそだったんだけど、「金の匂いがするだろう?」とレコード会社の人に言っててね(笑)。

Johnny そうそう。レコード会社の会議室で、これからデビューするアーティストの試聴会があるんです。そこにバンドも同席したんだけど、その時に嵐さんがレコード会社の役員に向かって「俺たち金の匂いがするだろ?」と言ったのは伝説ですよ。

翔 20歳そこそこの新人がそんなこと、普通言わないよね(笑)。

TAKU 当時はアルバム、シングル、武道館のソールドアウトというのを2年間でやりますというのをプレゼンしてね。

翔 それを模造紙に書いて、レコード会社の人達の前で広げてね。「俺たちはこの目標を2年間で達成します!」と嵐さんがハッタリをかましたら、みんな「お~!」となって(笑)。

嵐 あそこでハッタリをかます人なんていないみたいだよね。

TAKU 達成できたから良かったけど、もし達成出来なかったらただの大ボラ吹きだよ(笑)。

――でも、達成する自信はあったんですよね?

翔 根拠は全然なかったよ。でも、俺たちの曲が売れないわけがないとは思っていて、思い込んでいるから、これが売れなかったらむしろ世間が間違っているんじゃないかとね。

TAKU この癖のあるメンバーはなかなか集まらないよ。この4人が友達で凸凹さや個々のキャラもそうだし、集めようと思って集まるメンバーじゃないと僕は思っていて。デビュー前に喫茶店でこの4人で一緒にいる時、そこに座っているだけで誇りが持てたんです。それが大事だなということは当時から気づいていて、言葉には出せないけど、嵐さんがハッタリをカマしていたときも、この4人でいることに誇りが持てたのは、すごく幸せだったなと思えてるんです。

1/4ページ

最終更新:9/9(月) 9:10
MusicVoice

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事