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ポルシェ初の電気自動車「タイカン」市販モデルがついに公開

9/9(月) 9:50配信

Engadget 日本版

「ミッションE」という名前のコンセプトカーとして発表されてから4年。ついにポルシェ初の電気駆動車「タイカン」の市販モデルが発表されました。

Gallery: Porsche Taycan | 17 Photos

レースで評判を高めたスポーツカー・メーカーとして知られるポルシェですが、同ブランド初の純粋な電気自動車は、十分な広さの後部座席とその乗降用ドアを持つ4ドア/4シーター車になりました。これは、先にこの分野でテスラの「モデルS」が成功を収めていることと、無関係ではないでしょう。

車体の前後には1基ずつ、計2基の永久磁石同期モーターが搭載されており、それぞれが前輪と後輪を駆動させます。ソレノイドコイルのヘアピン巻線を採用することで、より多くの銅を組み込めるようになり、体積を変えずに出力とトルクを増加させたとポルシェは言います。

一般に永久磁石同期モーターは高回転時に効率が落ちてしまうという弱点がありますが、ポルシェはこれに2速トランスミッションを組み合わせ、高速走行時にモーターの回転を下げるという方法を採りました。1速ギアはポルシェらしい強力な発進加速を可能にし、2速ギアは消費電力を抑え航続距離を伸ばすことができるというわけです。

リチウムイオン・バッテリーは前輪と後輪の間、つまりキャビンの床下に敷き詰められていますが、後部座席の足元に当たる部分にはバッテリーを置かず、ポルシェが「フットガレージ」と呼ぶ窪みが備わっています。後部座席の乗員はここに足を置ける(入れる)ことができるため、快適に座れる居住性を確保しながら、スポーツセダンらしい低くて流麗なルーフラインも実現できました。

最初に発売されるモデルは「タイカン ターボS」と「タイカン ターボ」の2種類。車名に「ターボ」とありますが、もちろんターボチャージャーは装備されていません。ポルシェにとってターボとは単なる「過給器」というだけではなく、高性能モデルであることを意味します。

例えばポルシェの代表的スポーツカー「911」やSUVの「カイエン」は、(一部特別なモデルを除いて)全車ターボチャージャーが装備されていますが、「911ターボ」や「カイエン ターボ」は高性能グレードに相当します。タイカンも今後、「ターボ」が車名に付かないエントリー・レベルのモデルが今年中に遅れて追加される予定です。

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最終更新:9/9(月) 9:51
Engadget 日本版

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