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母子4人殺人・放火事件 未解決のまま15年 誕生日に命を奪われた二男「けいさつかん」が将来の夢だった 愛知・豊明市

9/9(月) 17:28配信

中京テレビNEWS

中京テレビ 「キャッチ!」 9月9日放送より

 愛知県豊明市で母親と小学生から中学生までの子ども3人が殺害された事件。未解決のまま15年を迎えました。なぜ命が奪われなければならなかったのか。遺族はいまも問い続けています。

 2004年9月9日。愛知県豊明市沓掛町の閑静な住宅街の一角で起きた事件。

 殺害されたのはこの家に住む、母と子の4人。母親の加藤利代さん(当時38)、長男の佑基くん(当時15)、長女の里奈さん(当時13)。そして、この日楽しい誕生日を迎えるはずだった二男の正悟くん(当時9)でした。

「ギャーというひと声で終わり。恐怖で叫んでいる声だった」(悲鳴を聞いた人)

 4人は刃物で刺されたり、鈍器で殴られたりして殺害され、その後、大量の灯油がまかれ、火がつけられたという残忍な犯行でした。

 財布や貴金属類などが残されていたことなどから、警察は4人に恨みを持つ者の犯行とみて捜査。しかし、現場が焼け焦げたため、物証が乏しく、15年がたった今も犯人逮捕には至っていません。

 殺害された4人について遺族は…。

 正悟くんの母親・利代さんの姉、天海としさん。

「うそだ、うそだっていう、そういう気持ちですね。『どうしてうちの妹と(妹の)子どもたちなの』っていう」(天海としさん)

 幼い頃から仲の良かったたった1人の妹。さらに、自分の子どものようにかわいがっていた甥と姪までも一瞬にして奪われた天海さん。

 それから時は止まったままで、犯人に対する“怒り”と遺族が抱える“苦しみ”が和らぐことはありません。

 そんな天海さんに転機が。5年前、ある出来事をきっかけに正悟くんの新たな一面を知ることになったのです。

「正悟が幼稚園の年長さんの時に埋めていたタイムカプセルがある。事件があった時は(正悟が)小学校3年生で9歳、年長ですから6歳のとき」(天海としさん)

 事件の2年ほど前に正悟くんが未来の自分に宛てて書いた手紙が見つかったというのです。

 手紙には「大きくなったら」という質問に対し、「けいさつ。」と書かれていました。

「本当に感動して、号泣しちゃいました。はさみを入れて、開封して、手紙を開いたら、まず見たとたんにぱって閉じちゃったんですよ。あんなに甘えん坊で、お母さんのそばを離れなかった子が“警察”ってね。そんな正義感あふれる仕事に就きたかったんだなって思うとびっくりして」(天海としさん)

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最終更新:9/10(火) 11:43
中京テレビNEWS

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