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ゴルフはドライバーが…何割? プロのドライバー探し事情【記者の目】

9/10(火) 12:45配信

ゴルフ情報ALBA.Net

<フジサンケイクラシック 最終日◇8日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566ヤード・パー71>

石川遼のドライバースイング【連続写真】

昨シーズンまでドライバーの不調に苦戦していた石川遼が、今季に入ってすでに2勝。「フジサンケイクラシック」でも最終日に「64」のビッグスコアを叩きだし、安定して上位入りを果たしている。昨年までは不安を抱えていたドライバーへの手応えを口にすることが多くなったが、実際ドライバーと結果はどのくらい連動しているのだろうか。

ここまでのスタッツを昨年と比較してみると、平均パット数やパーオン率はそれほど変わらないが、大きく変わったのが『トータルドライビング』。ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率をポイント換算した順位で、ドライバーのうまさを表す指標となっている。昨シーズンは76位(ドライビングディスタンス22位、フェアウェイキープ率96位で118ポイント)だったが、今季は3位(ドライビングディスタンス5位、フェアウェイキープ率28位で33ポイント)。今週は4日間トータルで単独1位(ドライビングディスタンス4位、フェアウェイキープ率13位タイで17ポイント)とドライバーが好調だ。

反対に、ドライバーの不調で低迷したのが星野陸也。「ドライバーが全体の流れを崩す。打ったときにイメージが合わないと、アイアンまで一気に響いてくる」。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今年はギリギリで予選を通過し、40位タイで終了。ここ数年はエースドライバー探しに手こずっているが、今週はとくにそれが響いた。

2017年の「東建ホームメイトカップ」開幕前に、長年使っていた『スリクソンZ725』ドライバーが破損。同じヘッドを20~30個作ってもらって試してきたが、なかなかしっくりこない。「学生の時から、3番ウッドで打つ場所もドライバーで抑えて打っていた。そうやって作り上げてきたから、ピッタリこないと不安がある」。とくにドローとフェードを打ち分ける星野は、ヘッドの重心位置が微妙に違うだけでもフィーリングが合わない。打ち分けが必要な本大会でもドライバーショットが左右に散って苦戦した。今季はトータルドライビングでトップ10の常連だった星野が、フジサンケイは53位。星野の飛距離ならドライバーを握らずに3番ウッドでマネジメントすることも頭をよぎるが、「それだと海外で通用しない。まだまだドライバー探しの旅は続きますね」と肩を落とした。

過去には松山英樹、小平智もエースドライバー破損が尾を引いた時期もあった。エースドライバーを探して、何十個ものヘッドを試す選手もいる。ゴルフのスコアメイクはショートゲームが約6割、今週でいえば18ホール中ドライバーを握る回数は10回前後。ショットの数でいえば15%ほどだが、大会が始まって最初に握るこの1本が、その日のパフォーマンスを大きく左右する要になるということだ。(文・谷口愛純)

(撮影:村上航)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:9/10(火) 12:45
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