ここから本文です

ジェットスター・ジャパン、23年度に35機体制へ 後継機、A321neo検討で座席増

9/10(火) 18:55配信

Aviation Wire

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は2023年度までに、機材数を現在の10機増となる35機体制を構築する。このうち3機は現在のエアバスA320型機の従来型(A320ceo)よりも胴体が長く座席数が多いA321neoのうち、航続距離を伸ばした「A321LR」で、国内幹線や国際線への提供座席数の増加を狙う。残りの7機は機材選定を進め、A320neoやA321neoなどの後継機を軸に検討する。また機材増に伴い、整備や夜間駐機ができ乗員基地がある「拠点空港」のさらなる設置も計画する。

◆A321neoで座席数30%増

 現在の保有機材はA320ceo(1クラス180席)のみで、今年3月から25機体制を構築している。A321LRは2020年半ば以降に3機導入し、既存の高需要の国内幹線のほか、新路線となる東南アジアのリゾートなど中距離国際線への投入を計画する。A321LRはA321neoの航続距離を伸ばした機材で、座席数はA321neo同様最大244席。ジェットスターはA321LRの仕様を今後決定し、年内をめどに発表する見込み。

 9月10日に都内で会見したジェットスター・ジャパンの片岡優社長は現状について、「現行の180席では(提供座席数が)足りない路線が出てきている」と述べ、札幌や福岡、那覇の幹線は、夏休みや年末年始などの繁忙期に搭乗率が98%を超える路線もあるとした。

 後継機材は今後選定するが、A321neoの導入により1機あたりの提供座席数が30%程度増加する。片岡社長は「夏場の那覇は座席数が足りていない。需要が落ち込む冬場は、需要が増加する札幌へ投入できる」と語り、A321neoの導入に前向きな姿勢を見せた。

 またA321neoはA320ceoと比較し、重量が増えるので着陸料が高くなるものの「燃料消費量があまり変わらない。需要の多い路線の場合は座席数が増え、メリットがある」と評価。高需要路線へ座席の多い機材を投入することで収入増を狙うとした。

◆20年6月までに第4拠点

 ジェットスター・ジャパンは現在、成田と関西、中部の3空港を「拠点空港」としている。3空港には整備基地を設け、客室乗務員とパイロットも拠点として乗務。4カ所目の拠点空港は、現在の2020年6月期中の設置を検討する。

 拠点化については今後、新千歳や福岡、那覇など、拠点3空港以外で便数の多い空港を軸に検討を進める。片岡社長は「35機体制になったら、5カ所目の拠点も検討したい」とした。

 同社では今年4月から福岡で、7月から新千歳で、それぞれ夜間駐機を開始。1機ずつを夜便で各空港に持ち込むことで、翌朝の始発便を午前7時台に設定できるようになった。

Yusuke KOHASE

最終更新:9/10(火) 18:55
Aviation Wire

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事