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最後の運航別れ惜しむ いわきデイクルーズ

9/10(火) 10:26配信

福島民報

 県内唯一の海上遊覧船を運航していた「いわきデイクルーズ」(いわき市)は八日の運航を最後に、二十七年の歴史に幕を下ろした。最終営業日となった同日、発着場の小名浜港には多くの利用客が訪れ、海洋観光を支えてきた遊覧船との別れを惜しんだ。

 同社は、同市の久工業所の海洋事業部として一九九二(平成四)年に設立。海上遊覧船「ふぇにっくす」の運航を手掛け、二〇〇〇年に分社独立した。最盛期は年間約七万人の利用客があったが、東日本大震災の影響で一時休業した。二〇一二年四月に運航を再開し、復興の象徴として観光振興に貢献してきた。

 近年は年間約四万人まで利用客が回復したが、従業員の高齢化や後継者問題などから七月に廃業を発表した。

 鈴木秀夫社長(67)は「まだ実感が湧かないが、最終便の到着時は多くの人に出迎えられ、歴史の重みを感じた」と感慨深そうに話した。

最終更新:9/10(火) 10:26
福島民報

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