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キャンペーンは「とことんやる」、手数料は「悪いようにはしない」 PayPay馬場副社長に聞く決済戦略

9/10(火) 6:05配信

ITmedia Mobile

キャンペーンは「競争が続く限りやる」

 では、こうしたキャンペーンはいつまで続くのだろうか。100億円のような派手な数字こそ出さないものの、PayPayユーザーや参加加盟店が増え、決済回数が増えてくると、それだけ金額もかさむようになる。ワクワクペイペイ自体いつまで続き、どのような形で展開していくのだろうか。

馬場氏 「(ワクワクペイペイは)とことんやります(笑)。次についてはいろいろ意見が出ていますが、カフェだけにするとか、ファストフードでやるとか。Yahoo!のオンライン決済が始まったので、Yahoo!以外のオンライン決済もやっていかないといけないとも考えています。例えば『今月はオンラインだけ10%値引きします』とか。オンラインもいろいろあって、地方のお土産屋やオンラインショップ、定番のオンライン通販もあります。デジタルコンテンツはオンラインが多いですから、こういうものを混ぜて日常使いを増やしていくのです」

 ワクワクペイペイというと日常使いのイメージがあるが、オンラインは(筆者の視点でいえば)どちらかといえばたまにしか使わない仕組みだ。こうしたものとワクワクペイペイを組み合わせるメリットがあるのかと聞くと、馬場氏は「複数のカテゴリーがある方が効果がある」と述べる。

馬場氏 「コンビニ1つをとっても毎日使うわけではなく、たまにスーパーやドラッグストアに入るなど、複数カテゴリーをカバーしている方が決済回数が増える傾向があります。これはリアル店舗とオンラインも同様で、両者があった方が継続的に使ってくれるようになります。オンラインについてはまだ営業を始めたばかりで、これからなのですが」

 では実際、ワクワクペイペイでどれだけ予算を投入しているのかという質問について、馬場氏は「決算報告を見てください」とだけコメントする。

馬場氏 「『こいつらアホやな』と思われるかもしれませんが、今後もキャンペーンをとことんまで続けていきます。いつまでかという点は『(終わるのが)早い方がええんやけど』ですが、競争が続く限りやっていきたいと思います。ただ、実際には2~3社程度には収束するんじゃないかと考えています。

 実際、これだけやってもまだまだ使わない人がいるわけじゃないですか。20%というだけではダメで、普通の価格なんだけど、複数回違う場所で使ってくれると何か特典があるような仕掛けを用意するとか、いろいろ毛色を変える必要があると思っています。今のままだと10%還元とかを狙う人しかやってこない。ですので、今回はスーパーと提携してみたいと考えていたんです。例えば、プライベートブランドの牛乳を週2回買うともう1本もらえるとか、こうしたキャンペーンを折半で行えば、スーパーにとって来店誘導効果があるし、僕らも決済回数が増えて得になると」

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最終更新:9/10(火) 13:59
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