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【尾車親方の目】貴景勝「やれる」自信で立ち合い進化

9/11(水) 8:02配信

スポーツ報知

◆大相撲秋場所3日目 ○貴景勝(はたき込み)朝乃山●(10日・両国国技館)

 研ぎ澄まされた立ち合いの勝負だった。朝乃山は低く右を固めて左前まわし狙い。一方の貴景勝はさらに低く当たって腕を伸ばして突き放した。これが効いた。朝乃山との距離をつくり、押し込んだ貯金がはたき込みにつながった。相撲は立ち合いの攻防が9割の確率で勢いと、勝ち負けの明暗を分ける。貴景勝が立ち合いを制して難敵を退けた。

 初日、両膝からテーピングを外した貴景勝の姿に覚悟を感じた。さらに大栄翔に泳がされながらも足で踏ん張った気迫に期待を持った。「やれる」という気持ちになったはずだ。その自信が立ち合いの進化をもたらしている。初日より2日目、そして3日目になって、より相手に圧力が伝わるようになった。

 不安材料は難敵にはたき込みで勝ったという事実だ。「簡単に勝てる」と思ったら墓穴を掘る。押し相撲は連勝も連敗もあるのが相撲界の常識。前に出る相撲に徹すれば10勝は見えてくる。(スポーツ報知評論家)

最終更新:9/12(木) 11:56
スポーツ報知

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