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経団連・中西会長が復帰会見 社保、財政一体改革に意欲

9/10(火) 7:25配信

SankeiBiz

 5月下旬から療養中だった経団連の中西宏明会長が9日、公務に復帰し、中西経団連の2期目が本格スタートした。約3カ月半ぶりに記者会見した中西氏は「通院治療中でフル回転ではない」としつつ、「米中摩擦の激化や日韓関係悪化など経済も不安定で重要な時期だけにしっかりやっていきたい」と意欲を示した。

 今後の優先課題として、中西氏はデジタル技術を活用した成長戦略の具体化や、社会保障と財政の一体改革を挙げた。電力システム改革の実現も目指す方針だ。

 中西氏は先週退院した。経過は良好で、リンパ腫の腫れはなくなったが、月内の6回目の化学療法を含め通院治療は継続する。副作用はほとんどないものの筋力が落ち、体重が約10キロ減りリハビリ中という。経団連はデジタル技術を活用して、社会課題を解決する社会の実現に向けた具体策を最優先課題に掲げる。近く横断組織の「デジタル・トランスフォーメーション会議」の初会合を開き、都市開発やヘルスケア分野への応用や必要な規制緩和も議論する。

 中西氏は、消費の足かせになっている将来不安の解消に向け、社会保障と財政の一体改革に向けた議論に意欲を示した。「政府にはまだまだ不満がある」と述べ、政府の経済財政諮問会議などを通じ、業界内の利害調整の打破など安倍政権に一段の取り組みを求めたい考え。「経済構造改革会議」を通じ、持続可能な年金・医療・介護などの社会保障制度の構築や財政健全化の道筋も明確化する。

最終更新:9/10(火) 7:25
SankeiBiz

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