「ゴミ拾い」は、ボランティア、社会奉仕活動の一環として企業やNPO、有志が行うものというイメージが強い。「ハロウィン後の渋谷でゴミ拾い」と聞いて、「いいことだ」と感じる人が大半でも自分で参加しようと行動に移すのはハードルが高いのも事実だ。
このゴミ拾いが、みんなで楽しんでプレーできるスポーツだったらどうだろう? そんなアイデアを形にしたのが、日本発祥のニュースポーツ「スポGOMI」だ。
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)でも、6月5日の世界環境デーに合わせてスポGOMI大会を過去3回開催している。
「ただゴミを拾うだけじゃなくて、分別したら得点になる。ゴミ拾いはボランティアや奉仕活動のイメージが強いですけど、チームを組んでみんなで力を合わせて競い合いながら楽しめるところはまさにスポーツですよね。オリンピック・パラリンピックは“持続可能性に配慮した大会準備、運営”を掲げていますから、こうしたコンセプトともピッタリでした」
スポGOMIは最大5人1組のチームで制限時間内に定められたエリアでゴミを拾い、その質と量でポイントを競い合うスポーツ。「スポーツで、街をキレイにする!」をテーマにした世界一地球に優しいスポーツだ。
東京2020組織委員会・広報局広報部・国際広報担当課長の小倉大地雄さんは、組織委員会として、スポGOMI大会を開催した理由についてこう語る。
「スポGOMIを立ち上げた一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ(旧・一般社団法人日本スポーツGOMI拾い連盟)の馬見塚健一代表理事と一緒に働いていたことがあって、スポGOMIの存在は以前から知っていました。組織委員会としてオリンピック・パラリンピックが環境や社会、経済の持続可能性に取り組んでいることからスポGOMIをみんなで一緒にやることを発案したんです」
東京2020大会では、「Be better, together /より良い未来へ、ともに進もう。」という持続可能性コンセプトを掲げている。
2015年に国連が採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」では「持続可能な開発目標(SDGs)」が設定され、SDGsという言葉がさまざまな分野でキーワードになっている。もちろん、スポーツの祭典である以上に世界中の人たちが集うオリンピック・パラリンピックは、「持続可能性」においても重要な役割を担うことになる。
すでに東京2020大会で授与されるメダルを全国の使用済み携帯電話などの小型家電の金属をリサイクルしてつくる「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」や、使用済みプラスチックを再利用した「使い捨てプラスチックを再生利用した表彰台プロジェクト ~みんなの表彰台プロジェクト~」などが実施されている。
地球環境については私たち一人ひとりが考え、行動しなければいけないことが多く、東京2020大会のSDGsにかかる項目は多岐にわたる。こうした気運をさらに醸成しようというのが、2017年から3年連続で行われている「世界環境デー 東京2020スポGOMI大会」だ。
最終更新:3/17(火) 11:55
みんなの2020




















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