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【台風15号】「ひどすぎて言葉も出ない」月曜の朝混乱 ポール倒れ女性けが /市原

9/10(火) 11:33配信

千葉日報オンライン

 週明けの県民生活が大きく混乱した。千葉市付近に上陸した台風15号の影響で県内は9日、交通網がまひし、60万軒以上で停電が発生した。大多喜町では台風で倒れたとみられる木を切断中に下敷きになった男性が死亡。市原市でもゴルフ練習場のポールが倒れ、直撃した住宅の20代女性がけがをした。近くの住民は「被害がひどすぎて言葉も出ない」と声を詰まらせた。

 9日午前10時20分ごろ、大多喜町紙敷の山林内で、近くに住む、無職、清水一郎さん(87)が、台風の影響で倒れたとみられる木を切断した際に下敷きになった。清水さんは病院に搬送されたが、全身を強く打っており死亡が確認された。勝浦署は詳しい状況を調べている。同署によると、木は長さ約10メートル、直径約0・35メートル。清水さん方に通じる山林内の道路をふさいでいた。

 市原市五井の住宅街にあるゴルフ練習場では、9日午前3時40分ごろに複数のポールが倒れたとみられる。自宅が被害に遭った男性(65)は「ドーンと鳴ったすぐ後にガシャンとガラスが割れるすごい音がした。撤去の説明がないので、早くしてくれないと建て替えも進まない」。別の男性(55)も「うちは比較的被害は軽いが、むき出しになった支柱を見ると短すぎると感じた」とうつむいた。

 近くに住む会社員、西久保昌史さん(34)は「あと5メートルずれていたら、自宅に直撃していた。ゾッとした」と振り返った。練習場の経営者によると、倒れたポールは創業した40年以上前に設置したという。経営者は「あんなに(支柱が)浅いとは思わなかった。住民から求めがあれば話し合いをしていきたい」と動揺した様子だった。

 市原市役所の第2庁舎などでも計19枚の窓ガラスが破損した。けが人はなかった。

 停電は県内全域で最大約64万軒(午前8時ごろ)で発生。千葉市緑区の会社員女性(49)は9日早朝、エアコンが切れ、寝苦しさで停電を知った。自宅マンション内は断水も起きておりトイレが使えない。「非常用に風呂の水をためておけばよかった」と悔やみ「冷蔵庫の食材が傷まないか心配」と困惑した表情を浮かべた。

 館山市北条のガソリンスタンド「コスモ石油 館山SS」では8日深夜、強風の影響で屋根が崩落し、真下の給油機を押しつぶした。従業員によると、ガソリンスタンドは当時営業時間外で、けが人はおらず油漏れもなかった。

 近くに住む女性(74)は「スチール製の物置が吹き飛び、主人が作った温室も倒壊した。(9日)午前1時半ごろからすごい音がして飛び起きた。今までに経験したことがない風」と驚いた様子だった。

最終更新:9/10(火) 19:49
千葉日報オンライン

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