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全日本アマ将棋名人戦 中川六段(八戸出身)初優勝 青森県出身者69年ぶりの快挙

9/10(火) 10:45配信

デーリー東北新聞社

 アマチュア将棋の最高峰に数えられる「第73回全日本アマチュア将棋名人戦全国大会」(日本将棋連盟主催、デーリー東北新聞社など後援、共同通信社協賛)は9日、東京都のチサンホテル浜松町で決勝を行い、都代表の中川慧梧六段(27)=八戸市出身=が103手で静岡県代表の高橋英晃五段(31)を破り、初優勝した。青森県出身者の優勝は、第4回大会の故・山形義雄さん以来、69年ぶり2人目の快挙。

 中川六段がアマ名人戦に出場するのは8回目で、社会人になってからは初めて。7日の予選リーグを2勝1敗で突破すると、準決勝では第69回大会を制した神奈川県代表の小山怜央六段(26)に勝利。決勝では、互いに手の内を知り尽くしている高橋五段のミスを逃さず終始優位に戦いを進め、相居飛車の戦いを押し切った。

 デーリー東北新聞社主催の「北奥羽将棋名人戦」で、長者中1年での初戴冠を含め、通算10期の名人位に輝いた中川六段。進学した岩手高と立命館大でもアマ王将戦を制するなど屈指の強豪として知られていたが、アマ名人戦ではベスト4が最高成績だった。

 中川六段は対局後、報道陣の取材に今大会を振り返り、「予選は1敗を引きずって3局目は完全に負けの局面だったが、何とか勝てた。翌日の決勝トーナメントから気持ちを切り替えて伸び伸びと指せた」と感慨深げ。「社会人以降は全国大会に出るのも大変だった。小山君らに差を付けられ、今回がラストチャンスじゃないかと思っていた」と感極まって大粒の涙をこぼした。

 表彰式で講評を述べた同連盟常務理事の鈴木大介九段は「もう何十年もアマチュア界を引っ張っているように感じた。27歳という年齢で長い棋歴を積み重ねていることに驚いた」と中川六段の堂々とした戦いぶりをたたえた。

デーリー東北新聞社

最終更新:9/10(火) 10:45
デーリー東北新聞社

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