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レクサスの“ミニバン” 日本導入はまだ先? 未だ正式発表がないワケ

9/10(火) 14:30配信

MOTA

中国で公開されたレクサスのミニバン“LM” 日本導入はあるのか

2019年4月に中国で開催された「上海モーターショー」でレクサスが公開した「レクサスLM」には誰もが驚いた。なんと、これまでレクサスにラインナップがなかったミニバンボディだったからだ。

■超豪華! アルファードを余裕で超える内装を見る

エクステリアはしっかりとスピンドルグリル(開発責任者は「高さはLSの約1.5倍あって現時点ではレクサス最大のグリル面積」という)を組み込んでレクサスファミリーであることを強調。リアスタイルもレクサスのデザインテイストに従ったテールランプを組み合わせている。

トヨタを代表する高級ミニバン「アルファード」と多くのパーツを共用したLM

そして多くの人は、見た瞬間にトヨタブランドで販売している“例のミニバン”との関連についても気が付いたことだろう。ストレートに言えば「アルファード/ヴェルファイア」と多くの部分を共用しているのだ。たしかに、前後バンパーやグリルなど樹脂部品だけでなく、スライドドアの外板パネルまで専用設計するなど、変更部分は少なくない。しかし、どうしても“アルファード/ヴェルファイアの上級版”と思えてしまうのも無理はない。

シートバリエーションは、2列シート4人掛けを中心とし、多人数乗車ニーズに応える3列シート7人乗りもラインナップ。パワートレインは2.5Lのガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッドの「LM300h」と3.5L V6ガソリンを搭載する「LM350」を展開する。パワートレインもアルファード/ヴェルファイアということだ。

真骨頂は“アルヴェル”に引けを取らない超豪華な内装

真骨頂は、豪華絢爛なインテリアである。2列仕様では、主賓を座らせる2列目にアルファード/ヴェルファイアとは違う大きなシートを用意し、ダイナミックダンパー(特定の周波数の振動を抑えるためのオモリ)を複数装着して微振動を徹底的に抑え、さらには低反発ウレタンのような特性の素材をシートに使って振動をシャットアウトしている。アルファード/ヴェルファイアのウィークポイントと呼ばれる、後席乗員に伝わるフロアからの細かい振動対策を徹底的に行っているのだ。

さらに前席と後席を区切るパーティションも、特別なクルマを意識させるアイテム。26インチのディスプレイが組み込まれ、高級リムジンを主張するそれは、アルファード/ヴェルファイアの特別仕様である2列シートモデル「ロイヤルラウンジ」にも採用されているが、作りはまったくの別物。昇降するだけでなく、スイッチ操作で瞬時に透明から“摺りガラス”のように白くなる窓も組み込まれている。さらには、左右のBピラーを水平に繋ぐ“つっかえ棒”を入れることで、「マッチ箱変形」と呼ばれミニバンのウィークポイントといわれる車体が斜めにゆがむ動きを抑えるなど、動的性能の向上にも役立っているのが特徴だ。

LMはレクサスの新しい提案であり、欧州のプレミアムブランドにはない独自の世界である。メルセデス・ベンツには「Vクラス」という上級ミニバンが存在するが、あくまで貨物車をベースに豪華な仕立てをしたもの。そのため、レクサスLMのような快適な乗り心地は実現できず、“サルーンに代わるミニバン”にはなり得ないのだ。

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最終更新:9/10(火) 14:30
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