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日常の中にある美術館 郵便局で出会うアール・ブリュット/富山

9/10(火) 20:47配信

チューリップテレビ

 高岡市の伏木古府郵便局が期間限定で、小さな美術館に変身しています。

 展示されているのは、正式な美術教育を受けていない作家たちによる芸術、「アール・ブリュット」の作品です。
 高岡市の伏木古府郵便局で9日から始まった、アール・ブリュット「kofukofu(こふこふ)展」。
 アール・ブリュットとは、障害の有無に関わらず正式な美術教育を受けていない作家が沸き起こる衝動のままに表現する芸術のことです。
 郵便局の壁いっぱいに作品を制作したのは、地元伏木を拠点とするアートNPO工房「ココペリ」で、知的障害のある10人の作家たちで、伏木古府郵便局では、去年に続き、2回目の開催です。

 「アール・ブリュットを知っているかたは、いろんな美術館まで見に行って作品に触れる機会は多いと思うんですけど、一般の人は知らない人も多いので、客として来られた方が、アール・ブリュットの世界に触れて、どんどん広がっていけばいいなと思います」(郵便局長・邑本友明さん)

 作家たちが使っているのは、絵の具やクレヨンなど身近な材料ばかりですが思いもよらないアイデアで見る人を楽しませてくれます。

 「大きくてカラフルなこちらの作品、インパクトがありますよね。よく見ると、マーカーで線をひくように色がつけられているんです」(記者)

 射水市の末永(すえなが)征士(まさし)さんは、竹内せい鳳など、近代の日本画に刺激を受け作品を制作していて、マーカーの太さを使い分けながら、豪快なタッチで、花や鳥を描いています。
 その時に思いついた色を全く躊躇せずに塗っているそうですが、色のバランスがとれた生命力あふれる作品に仕上げています。

 「偶然だけど、楽しませていただいています。素晴らしいですね。私たちが思いつかないような描き方ですよね」(来場客)

 「自分達にはない感性が伝わってきますよね。(ある作品について)水玉がいっぱい重なっている、とても可愛いファンタジーな感じ。凄く好きです」(来場客)

 「同じ作品でも、美術館と郵便局では全く見え方が違う。親しみやすさがあったり、作家を近くに感じたりとか。日常生活の中で訪れる場所で、自分にあった作品を発見できるような楽しい時間を過ごしてもらえたらいいかなと思います」(ココペリ代表・米田さん)

 この作品展は、来月18日まで、開催されています。

チューリップテレビ

最終更新:9/10(火) 20:47
チューリップテレビ

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