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“スペイン代表=バルサ”の時代は終焉 アスルグラナの問題が浮き彫りに

9/10(火) 10:54配信

SPORT.es

約4年前の2015年10月12日、当時の監督ビセンテ・デル・ボスケは、EURO2016予選のウクライナ代表戦(0-1○)にFCバルセロナの選手を1人も先発起用しなかった。その試合は、すでにフランスで開催される本戦の出場権を獲得していたスペインにとっては重要度がそれほど高いものではなかった。

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なお、デル・ボスケは同一戦にマルク・バルトラ、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケツを招集していた。

その3年後、同じことが起こっている。2018年10月11日、監督ルイス・エンリケは親善試合のウェールズ代表戦(1-4○)のスターティングメンバーにバルサの選手を1人も起用していない。

そして今回、監督ロベルト・モレノは、9月8日(日)に行われたEURO2020予選のフェロー諸島戦の先発にバルサ所属選手を1人も組み込まなかった。

ルイス・エンリケがバルサの選手を先発起用しなかった試合からわずか11ヶ月後のことであり、この事はカンプ・ノウから優れた若手選手が輩出されていないことを裏付けている。

■直近のスペイン代表デビューはセルジ・ロベルト
スペイン代表としてデビューを果たした直近のバルサ所属選手は、セルジ・ロベルトである。
セルジ・ロベルトは、2016年3月27日にクルジュ=ナポカで行われたルーマニア戦で初出場している。

それより前にさかのぼると、ACミランにレンタル移籍していたジェラール・デウロフェウ(現ワトフォード)と、ビジャレアルにレンタルされていたデニス・スアレス(現セルタ)がデビューを果たしている。

また、ムニル・エル・ハダディ(セビージャ)も2013年にスペイン代表デビューを飾っているが、それ以降長らく招集されていない。これはバルサの育成の現状を反映している。

バルサで存在感を示さない限り、スペイン代表に呼ばれることは不可能である。

1994年のアメリカW杯では監督ハビエル・クレメンテが9人のバルサの選手達を招集している。
(アンドニ・スビサレッタ、アルベルト・フェレール、ヨン・アンドニ・ゴイコエチェア、ペップ・グアルディオラ、ホセ・マリア・バケーロ、アイトール・ベギリスタイン、セルジ・バルフアン、フリオ・サリナス、ミゲル・アンヘル・ナダル)

また、2010年の南アフリカW杯では監督デル・ボスケが7人のバルサの選手達を選出していた。
(ジェラール・ピケ、カルレス・プジョル、アンドレス・イニエスタ、チャビ・エルナンデス、ビクトル・バルデス、セルヒオ・ブスケツ、ペドロ・ロドリゲス)

このようなバルサ王朝時代は、もはや遠い昔のことである。

■慎重なロベルト・モレノ
もちろんこの状況は代表監督に起因する可能性もある。しかし、スペイン代表の現監督ロベルト・モレノは、バルサの下部組織をよく知っており、エスタディオ・ヨハン・クライフのオープニングセレモニーにも出席している。

また、アンス・ファティについて聞かれた際には称賛するとともに、同選手について詳しく語っている。
ただ、現在の代表に呼ばれている選手は、ブスケツとアルバのみとなっている。

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最終更新:9/10(火) 10:54
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