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屈辱の敗戦から欧州王者返り咲きへ…レアルは地元紙の辛辣な評価を覆せるのか?

9/10(火) 15:30配信

SOCCER KING

 「比類なき時代の屈辱的な幕切れ」(マルカ紙)
 「神々の凋落」(ガゼッタ・デッロ・スポルト紙)

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でアヤックスに敗れ、4連覇の夢が絶たれた昨シーズンのレアル・マドリード。スペインやイタリアの大手スポーツ紙のトップを飾ったこれらのヘッドラインは、3年間に渡り君臨してきた欧州王者の肩書きをあっけなく失った姿を端的に表している。

 昨年夏、FWクリスティアーノ・ロナウドが退団したレアル・マドリードは、不動のエースの損失にシーズンを通じて悩まされ続けた。その影響を特に受けたのがCLで、驚異的な決定力を発揮してきたストライカーの不在により、大舞台での勝負強さは見る影もなくなった。

 加えてこの夏は、神懸かり的なセーブ連発で3連覇に大きく貢献しながら、GKティボー・クルトワにレギュラーの座を奪われたGKケイラー・ナバスも退団。攻守における底力の象徴がいなくなったチームに、もう神通力は残されていない。

 だが、問題の本質は別の所にある。CLでの偉業により目が逸らされていたがプレー内容への疑問が、王座陥落により一気に表面化したまでだ。事実、継続的な強さが求められるリーガ・エスパニョーラでは、過去7シーズンで優勝したのはわずか1回。ここ2シーズンは、宿敵バルセロナの連覇を許したどころか、地元ライバルのアトレティコ・マドリードの後塵も拝し、3位が定位置となっている。

「僕たちはあらゆる面で足りていない」

 中盤の屋台骨を支えるMFカゼミーロも、「僕たちはあらゆる面で足りていない。ゴールを決める部分でも、ゴールを防ぐ部分でもだ」と攻守両面に問題があることを認めている。実際、C・ロナウドの退団により生じた得点力不足という、昨シーズンからの悩みは依然として解消されていない。だが、現時点で最大の泣き所と言えるのは失点の多さだろう。プレシーズンで7試合で18失点を喫したチームは、開幕から3試合でクリーンシート無しの4失点。これは38試合で46失点を喫した昨シーズンと変わり映えしない。

 この原因としては、チームとして戦い方が定まっていないことが挙げられる。中途半端なポゼッションにより攻撃のリズムが上がらず、逆に僅かな綻びから決定的なピンチに見舞われるという構図が浮かび上がってくる。実際、リーガでの3試合のデータを見てみると、被シュート数26本は20チーム中5番目に少ない反面、そのうち11本をゴールマウスに飛ばされており、被枠内シュート率42.31%は3番目に悪い。1勝2分の5位と何とか無敗はキープしているものの、『アス』紙も守備面の改善が急務であるとの見解を示している。

「レアル・マドリードはディフェンスに大きな問題を抱えている。選手が個々の感覚に頼って動いているだけで、チームとして統率が執れていない。突如としてポジショニングが狂うため、重要なゾーンに穴が開いてしまっている。この状況を修正できない限り、頂点を目指すのは難しいだろう」

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最終更新:9/10(火) 15:30
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