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ドイツ王者に訪れた“新時代”とは?…バイエルンの命運を握る指揮官と新戦力たち

9/10(火) 18:15配信

SOCCER KING

 チャンピオンズリーグ(CL)におけるバイエルンの前評判がこれほど低いのはいつ以来だろう。大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』の優勝オッズを見ると、7番人気の11.0倍に過ぎない。マンチェスター・C、リヴァプール、パリ・サンジェルマンにヒエラルキーを覆され、レアル・マドリード、バルセロナ、そしてユヴェントスと長らく形成していたヨーロッパの「トップ・オブ・トップ」から陥落した。もはや“優勝候補”と称するのが憚られるだけではない。“対抗馬”とも言い難く、ダークホースに近い位置づけだ。

不動のエース、打開力抜群のサイド、絢爛豪華な中盤

 昨シーズンのファイナリストであるリヴァプールと比べて、レギュラーの絶対的なクオリティーが見劣りするわけではない。ブンデスリーガ開幕3試合で6ゴールを挙げるなど、31歳のロベルト・レヴァンドフスキは依然として世界最高峰の点取り屋のままだ。両翼のセルジュ・ニャブリとキングスレイ・コマンの局面打開力は、全盛期のフランク・リベリやアリエン・ロッベンのそれとほとんど遜色がない。フィジカル、テクニックの双方をハイレベルに兼ね備え、それぞれ単独で大きな違いを作り出せる強力な攻撃ユニットだ。

 中盤も絢爛豪華。バルセロナから1億2000万ユーロ(約142億円)の買い取りオプション付きで加入したコウチーニョ、ボールテクニックならそのクラックにも見劣りしないチアゴ・アルカンタラ、そしてアンカーと右サイドバックをこなすヨシュア・キミッヒがトライアングルを組む。最終ラインは右からベンジャマン・パヴァール、ニクラス・ズーレ、リュカ・エルナンデズ、ダヴィド・アラバという構成で、最後尾にはマヌエル・ノイアーが君臨。真のワールドクラスからその候補生までビッグタレントがズラリと揃う。

 補強の目玉であるコウチーニョの入団効果は早くも表れている。6-1と大勝した第3節のマインツ戦ではこのブラジル人クラックを中心に、ダイレクトパスの連続で相手守備陣を翻弄するシーンが散見された。両ウイングの単独突破に依存しがちだったファイナルサードにおいて、崩しのバリエーションが増えそうなのは大きなプラス。コウチーニョは攻撃のアイデアに乏しいと批判されてきたニコ・コヴァチ監督を救う存在となりそうだ。

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最終更新:9/10(火) 19:55
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