ここから本文です

中国版ナスダック「科創板」 新たな資本市場改革の全体構想発表

9/10(火) 16:15配信

東方新報

【東方新報】中国国務院金融安定発展委員会と中国証券監督管理委員会が、新たな資本市場改革の全体構想とその計画を発表した。今回の資本市場改革は、今年7月22日に開設された上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板(Science and Technology Innovation Board)」の試験的段階を本格的段階へと移行させ、今後3~5年で証券市場の全体的な革新により中国企業の上場体制の全体像を大きく改善する構想と計画だ。

 計画では、科創板の制度的取り決めを徐々に促進し、株式の発行、上場、取引、情報開示などの基本システムを体系的に改革し、近年目覚ましく誕生・成長する中国のハイテク新興企業の深化改革を担う、科創板の資本市場を発展させていくことが示されている。

 また、2009年より運営されてきた「新三板」の資本市場改革の計画も示し、証券市場の多層化(伝統的企業の証券市場、新興企業の証券市場など)の改善についての計画も示されている。上場企業の品質向上、開発エコロジーの最適化、全体的な外観の改善のための行動計画の策定と実施、投資チャネル、規制の取り決めなど、中長期の資金を市場に投入するためのより多くの制度的支援を提供する。

 さらに、詐欺的な発行、違法にコストを大幅に増加させるなどの上場企業による情報の虚偽開示、法律および規制の違反、虚偽会計を断固として取り締まる姿勢が示されている。

 なお、「科創板」は、上場する企業の情報開示を中核とした証券発行登録システムを試験的に実施している。企業は新規株式公開(IPO)を待つ必要がない。さらに、価格制限の自由化・緩和、価格申告範囲の導入、市場の一時停止メカニズムの最適化、市場価格注文の保護限度額の設定など、一連の革新的な取引メカニズムが導入されている。

「科創板」は1か月以上運営されており、上海証券取引所は150社以上の企業の発行と上場の申請書類を受け入れ、そのうち28社が上場している。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。

最終更新:9/10(火) 16:15
東方新報

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事