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ルクレール優勝で予選の失敗は“帳消し”に? チーム代表が「許す」と無線

9/11(水) 10:39配信

motorsport.com 日本版

 フェラーリのホームグランプリであるF1第14戦イタリアGP。優勝を飾ったのはシャルル・ルクレールだった。モンツァはティフォシの歓喜の声に包まれた。

【動画】2019年F1第14戦イタリアGP決勝ハイライト

 2010年以来の地元勝利に盛り上がったチームとティフォシ。しかし前日に行われた予選では、チーム内で一悶着もあった。そして優勝後にチーム代表のマッティア・ビノットから発せられた言葉が注目を集めた。

 予選Q3、2度目の出走のアウトラップでは、ルクレールがチームメイトのセバスチャン・ベッテルの後ろに留まっていた。しかしルクレールは、エンジニアに促されるとパラボリカへ差し掛かる直前でベッテルの前へ出た。既にセッション残り時間は少なくなっていたが、ルクレールはなんとかチェッカーフラッグが振られる前にコントロールラインを通過。一方でベッテルは、時間切れによってアタックラップに入ることができず、タイム改善の望みは絶たれた。

 ベッテルは予選後、計画では自分がトウを得る番だったと話し、作戦が実行されなかったことやルクレールがなぜ早く前方に出なかったのかといった点に不満を漏らしていた。

「僕がトウを得る番だったんだ」とベッテルは言う。

「僕はQ3の最初のアタックでトウを与える側だった。そして2回目ではトウをもらう側だったんだ。だけど言うまでもないことだが、僕らは(2回目の出走を)長く待ちすぎた。それで結局はマージンが無かったんだ。満足できないよ」

 そしてルクレールがレース優勝を果たしパルクフェルメへと向かっている際に、ビノットは無線で“君を許す”と伝えていたが、彼はピット内がいくらか緊張に包まれていたことを認めた。

「Sei perdonato(イタリア語で『君を許す』)」と伝えたとビノットは説明した。

「それが意味しているのは、昨日(予選日)起こったことがどうあれ、少なくとも彼は良い仕事をしたということだ」

「彼に対し、少なくとも仕事に満足していると伝えるための方法だったんだ」

 こうした状況がチームに対し影響を与えるかをビノットに尋ねると、問題が起こる可能性自体については否定しなかったが、学んでいくことが大事だと話した。

「影響は与えないだろう。当初我々は内部的に話し合いを行っており、そこには恐らく異なった見解があった。結果を見ると誰にとってもかなり妙な状況だった」

「より重要なことはセブが最初に言った、“ページをめくって前に進もう”ということだ。彼らは素晴らしいドライバーだと思っているし、私は今も頼りにしている。だから(チーム内部に)影響はないだろう。確信しているよ」

「ただ再び問題が起きないという意味じゃない。先のことは知る由もないからね。何であれ行動からは学ぶところがあるし、重要なのは教訓としての学びを確かなものにすることだ」

Adam Cooper

最終更新:9/11(水) 10:39
motorsport.com 日本版

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