ここから本文です

島根スサノオマジックに加入した山下泰弘「意味のある試合を重ねて残留を果たす」

9/11(水) 18:05配信

バスケット・カウント

「今度こそ、ここでキャリアを終えたいという覚悟」

文=鈴木健一郎 写真=鈴木栄一

B1の舞台に戻って来た島根スサノオマジックは、先月にバンダイナムコの経営参加を発表して変革の時期を迎えようとしている。しかし、戦力は昨シーズンのロスターを軸とする『B2仕様』で、残留へ向けて厳しい戦いが予想される。その島根に新たに加わったのがベテラン司令塔の山下泰弘だ。チームが苦しい時こそ、リーダーシップが必要となる。一つずつ積み上げてB1残留を目指す島根にとって、道を示す存在になることが期待される。ティップオフカンファレンスの当日、「今日初めて着たんです」と言う島根のユニフォームはまだ少々照れ臭そうだったが、開幕が近づくにつれて馴染むはずだし、それと歩調を合わせるように山下のチームリーダーとしての資質も発揮されていくに違いない。



──東芝から故郷の福岡へと戻った時点で、キャリアプランとしては「ここで最後までプレーする」ということで固まっていたと思います。その福岡が経営難のためB1ライセンスを取れずに降格。こういう形で移籍することになったのは戸惑いもあったと思います。

そうですね。経営のことが報道されて、自分自身も家族がいるのでどうするのかを考えなければいけませんでした。もともと僕は東芝で、バスケットボール選手ではあっても保証がある中でプレーしていました。それでもBリーグができて、地元のチームを盛り立てたいと強い覚悟を持って福岡に戻りました。おっしゃる通り、福岡でできる限り長くプレーを続けて、そこでキャリアを終えた後も、福岡のバスケットの発展に携わっていきたいというのが僕の考えだったので、だから3年で終わってしまったのは「まさか」という思いですし、今でも残念です。

──そんな状況で島根からのオファーを受け入れました。

家族を養うために次を探さなければいけない状況で島根からオファーをいただきました。僕が中学の時の全中が松江市での開催で、2004年のインターハイも島根県でした。私事ではありますが妻も島根の出身です。そういうこともあり、オファーをいただいた時に縁を感じました。今度こそ、ここでキャリアを終えたいという覚悟でやって来ました。

やはり、僕自身のプレーを欲してくれていることがプロ選手としての最上級の褒め言葉です。ただの駒ではなく、自分という選手を必要としてくれている。求められていることがうれしかったです。ポイントガードとしてゲームをコントロールするのはもちろんですし、年齢的にもリーダーシップを求められています。東芝での優勝経験、福岡での昇格の経験を買われたとも思っています。

1/2ページ

最終更新:9/11(水) 18:05
バスケット・カウント

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事