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東北電が半額5760万円負担 仙台市の照明灯電気代過払い問題、和解へ

9/11(水) 9:53配信

河北新報

 仙台市が道路照明灯の電力契約を解除し忘れた問題で、過払い額などを巡る市と東北電力の協議が終結し、和解することで合意したことが10日、分かった。過払い額推定9200万円、未払い額推定2300万円のうち、東北電がほぼ半額に当たる5760万円を事実上負担し、市は残額の負担を受け入れる。

 関係者によると、東北電は過払い額の返還には約款上、一切応じないものの、市の道路照明LED(発光ダイオード)化事業に賛同し、協力金4600万円を市に寄付する。市の過払い額は実質的に半減する。

 未払い額は協議の結果、市が1140万円を支払うことで合意。東北電は残る1160万円の「債権」を放棄する形となる。和解案はこうした措置を取ることで、一切の債権、債務がないことを相互に確認する内容になっている。

 市は和解案を踏まえ、東北電の協力金4600万円の収入、支払う市街灯電気料1140万円の支出を計上した補正予算案を市議会9月定例会に提出する。

 4月に公表した市の調査結果によると、解約を忘れた電力契約は1729件あり、市が水銀灯を蛍光灯に切り替えた2005~09年度に集中。未契約の照明灯は261基で、このうち113基が1993年度に設置されていた。

 昨年7月に市役所内で問題が発覚するまで照明灯の電力契約に関する事務処理ルールはなく、解約手続きを委託業者に口頭で依頼し、任せきりにしていた実態が明らかになった。

 市は調査結果を踏まえ、東北電と過払い額の返還などを巡り協議していた。

最終更新:9/11(水) 13:21
河北新報

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