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来日12年、日本のスクラムを最前線で支える中島 荒い気性、愛する家族で改心

9/11(水) 14:28配信

神戸新聞NEXT

 代表初キャップはワールドカップ(W杯)まで1年を切っていた昨年秋。しかもロックでのデビューだった。今年から左プロップの「1番」に専念する中島イシレリ(神戸製鋼)が、その巨体で日本のスクラムを最前線で支える。

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 トンガから来日して12年。流通経大からNECに進み、2014年に理恵子さんと結婚。神戸製鋼に移籍した15年に日本国籍を取得した。「自分のキャリアには多くの浮き沈みがあった」と語るように、かつてはけがが絶えず、気性の荒さから10試合の出場停止処分を受けたこともあった。

 改心のきっかけは、愛する家族だった。「熱くなったら家族の顔を思い出すようにした」。2歳の長男ロニー君に続き、次男アンドリース君が今年5月に生まれ、父親の自覚が増した。練習中もゴム製の指輪を着けている。

 ロックやナンバー8が本職。高校時代以来という第1列に驚異的な適応能力を見せている。「とてもシンプルに教えてくれる」と代表の長谷川スクラムコーチに感謝する中島。プロップで初出場した6日の南アフリカ戦は世界屈指のFW陣と互角に渡り合い、「スクラムで結構いけた。来年は3番(右プロップ)もやろうかな」と冗舌だ。

 豪快な見た目と陽気な性格でファンや仲間から「イシ」と愛されるが、本人は「中島と呼ばれたい」ときっぱり。日本代表の誇りを持って世界と戦う。(山本哲志)

【なかじま・いしれり】1989年7月9日生まれ。トンガ出身。リアホナ高-流通経大-NEC-神戸製鋼。代表3キャップ。186センチ、120キロ。一番の好物はファストフードの「ケンタッキーフライドチキン」。甘い物にも目がない。

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 20日に開幕が迫るラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。桜のジャージーを身にまとう、いずれも初出場の兵庫ゆかりの5選手を紹介する。

最終更新:9/11(水) 14:41
神戸新聞NEXT

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