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アップルの新型iPhone、中国で反応薄 顧客獲得は困難か

9/11(水) 17:59配信

ロイター

[杭州/上海 11日 ロイター] - 米アップルが発表した新型の「iPhone11」シリーズは、価格は引き下げられたものの、低価格やこだわりの機能が満載の中国のスマートフォン市場で顧客を獲得するには力不足となる可能性が否めない。

カリフォルニア州での新製品発表イベントについて、アナリストや中国のソーシャルメディアから際立った反応はみられない。アップルは近年、中国市場でのシェア縮小が続いている。

調査会社IDCで中国のスマホ市場を分析するウィル・ウォン氏は「もっとアグレッシブな価格設定や優れたカメラがあればセールスポイントになった」とコメントした。

iPhone11の価格は699ドルからで、昨年発売された新型iPhoneの最低価格である749ドルから値下げした。

上位モデル「iPhone11Pro(プロ)」と「iPhone11Pro Max(プロマックス)」の価格はそれぞれ999ドル、1099ドルから。

予想された通り新製品はいずれも次世代通信規格「5G」に対応しておらず、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]やVivoに出遅れた感がある。

目玉の一つとして発表された月額5ドルの新たな動画配信も、米国を対象としたサービスで中国では利用できない。

調査会社カナリスによると、アップルの4─6月の中国でのシェアは5.8%で、前年同期の6.4%から低下した。米中対立を受け中国消費者の間でファーウェイ支持が急増したことが背景。

カウンターポイントのアナリスト、ニール・シャー氏は「アップルのエントリーモデルの価格は引き下げられたが、中国メーカーに比べると依然高い。5G対応でないことも新型iPhoneの魅力を損なっている」と指摘。2015年に6300万台だった中国でのiPhone販売台数は、今年は3000万─3500万台にとどまるとの見方を示した。

最終更新:9/11(水) 17:59
ロイター

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