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ビジネスパーソンの約7割が「老後資金2000万円、貯められない」 「預貯金額が100万円未満」は約4割

9/11(水) 18:03配信

ITmedia ビジネスオンライン

 2019年6月に金融庁が発表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」で明らかになった「老後2000万円問題」。同報告書によれば、夫が65歳、妻が60歳の無職世帯では、平均して毎月5万円が不足するという。一般的な定年退職の年齢である65歳以降、平均寿命などから計算すると余命は20~30年ほど。この間の赤字額を補てんするのに、だいたい2000万円が必要となる計算だ。

【画像】詳細な調査結果

 しかし、多くのビジネスパーソンが2000万円を貯められないと考えている。インターネット銀行事業を手掛けるGMOあおぞらネット銀行(東京都渋谷区)が9月11日、全国の20~49歳までのビジネスパーソン(パート・アルバイトを除く)を対象に行った「ビジネスパーソンの老後資金に関する調査2019」の調査結果を発表した。

「お金のセンスがある」人でもおよそ半数が貯められない

 調査によれば、「老後の生活資金として2000万円を貯めることができると思うか」という設問に対し、66.6%が「思わない」と回答。

 なお、同社は同じ対象者へ「ビジネスパーソンのお金のセンスに関する調査2019」を並行して実施。「総合的に判断し、自分に『お金のセンス』があると思うか」という設問に対し、「センスがあると思う」と38.9%が回答している。この「お金のセンスがある」人でも、48.8%が「2000万円」の設問に対して「思わない」と回答。老後資金として2000万円を貯めることのハードルの高さが浮き彫りになった。

約8割が「行動せず」

 その一方、「“老後2000万円問題”の話題を見聞きして何か行動したか」に対して78.2%が「いいえ」と回答。「現在の資産運用の状況」に関する設問に対しては59%が「資産運用を行っていない」としている。多くの人が、「2000万円を貯められない」と思いながらも実際の行動に移れていない状況が分かった。

 なお、資産運用を行っている人(41.0%)のうち、「株式投資(43.7%)」が最多。「行ってみたいと思う資産運用」の設問でも、21.6%で「株式投資」がトップだった。2位の「外貨預金」は16.0%で、株式投資が5.6ポイント上回った。

 「現在の預貯金額」に関する設問では、平均額が695万円だった。その一方で、36.5%が「100万円未満」と回答。一部、多くの預貯金を保有している人が平均額を押し上げた形だ。各年代の平均額を見ると、20代が452万円、30代682万円、40代が952万円だった。

 調査は、19年7月26日~29日の期間に、全国の男女1000人を対象にインターネットを使って行われた。

ITmedia ビジネスオンライン

最終更新:9/11(水) 18:03
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