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ノブ・ハヤシ、試合2日前に肺炎を発症し異種格闘技戦がエキジビションに変更…「白血病で移植した方には起こりうること」…9・11「CHAKURIKI4」全成績

9/11(水) 23:33配信

スポーツ報知

◆「CHAKURIKI4」(11日、新宿FACE)観衆500人=超満員

 格闘技大会「CHAKURIKI4」が11日、新宿FACEで行われ、白血病を克服した元K―1戦士ノブ・ハヤシ(41)が試合2日前の今月9日に肺炎を発症し、当初予定していた総合格闘家の青木真也(36)との5分2ラウンドに異種格闘技戦を3分1ラウンドのエキジビションマッチへ変更した。

 ノブは今大会で昨年3月1日にベネルクスヘビー級王者のナジーム・マリクに敗れて以来、1年半ぶりの再起戦を予定していた。しかし、試合前にリング上で大会を主催するドージョー・チャクリキジャパンの甘井もとゆき代表がノブが9日に肺炎を発症し試合をエキジビションマッチに変更することを発表した。

 1999年、2004年のK―1ジャパングランプリ準優勝などK―1マットで活躍したノブは、09年に急性骨髄性白血病を発症。骨髄移植などの治療を経て14年12月にリング復帰を果たしたが今も月1度の通院と日々、免疫抑制剤を服用している。しかし、試合の1か月前から免疫抑制剤をやめ、9日に38度の高熱が出た。すぐに都内の病院で診察を受けると肺炎と診断され、緊急入院したという。

 翌10日に医師から外出許可が下り、試合出場を懇願。医師からは「OKといえないけど、やりたい気持ちは分かる」と承諾され、入院先の病院から会場に駆けつけた。ただ、甘井代表、和田良覚レフェリーらが協議した結果、体調を考慮し当初の5分2ラウンドの実戦は無理と判断。対戦相手の青木も受け入れたため、3分1ラウンドのエキジビションとなった。

 エキジビションでは、右のミドルを連発し病気を感じさせない動きを見せたノブ。3分間が終わると満員の客席からは温かい拍手がわき起こった。試合後、青木がマイクを持ち「美談なんかじゃなくて無茶したクソみたいな話なんですけど、楽しかったです。そして元気になってまたやりましょう」とエールを送った。この言葉を受けたノブは「すみません、本当に青木選手に悪いことしたなと思って、何か月前から決まった試合をこういう形で受けていただいて感謝しています」と息を切らせながら言葉を絞り出し「ちょっと今、息が上がって、しゃべりにくいんですけど、必ずまた本調子に戻って青木選手とやりたいし、みなさんに強いノブ・ハヤシを見せれるようにこれから頑張ります」とファンに約束した。

 控室でノブは、肺炎について「簡単に言うと骨髄移植によってできてしまう後遺症。白血病じゃないんで、白血病で移植した方には起こりうることなんです」と説明し、これまでも移植手術後に肺炎を発症していた経験も明かした。その上で「元気になったらやりたいですし、青木さんにすごい迷惑かけたんで試合をしたい。いつ完全復帰できるか分からないですけどリングには上がりたいです」と復帰を熱望。ただ、全試合終了後に再び病院に戻り入院した。関係者によると1週間ほど入院しまずは体調回復に努めるという。

 ◆「CHAKURIKI4」全試合成績

 ▼第1試合キックボクシング52キロ契約(3分3回戦)

〇誠剛(2回47秒TKO)一斗缶テツ●

 

 ▼第2試合グラップリングウエルター級(5分2回戦)

〇安楽ヂエゴ(1回2分18秒チョークスリーパー)佐野直●

 

 ▼第3試合MMA72キロ契約(5分2回戦)

〇岸本篤史(1回4分30秒TKO)安楽ホドリゴ●

 

 ▼第4試合平野将志引退特別エキジビションマッチ(3分1回戦)

平野将志(引き分け)山本アキラ

 

 ▼第5試合プロレスリング(30分1本勝負)

〇レネ・デュプリ(4分24秒、ダイビングエルボードロップ→体固め)中邑珍輔●

 

 ▼第6試合プロレスリング(30分1本勝負)

〇松本崇寿(8分18秒、レフェリーストップ)藤原喜明●

 

 ▼第7試合異種格闘技戦(5分2回戦)

〇天田ヒロミ(2回23秒KO)飯塚優●

 

 ▼第8試合エキジビションマッチ(3分1回戦)

ノブハヤシ(引き分け)青木真也

 

 ▼第9試合異種格闘技戦(5分2回戦)

〇鈴木秀樹(1回3分04秒ネックロック)鈴木悟●

最終更新:9/11(水) 23:33
スポーツ報知

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