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【箱根からMGCへ】井上大仁「一番強いのは自分」大迫&設楽に完敗した箱根のリベンジだ

9/12(木) 8:07配信

スポーツ報知

 日本記録(2時間5分50秒)を持つ大迫傑(28)=ナイキ=、前日本記録保持者(2時間6分11秒)の設楽悠太(27)=ホンダ=、そして、井上大仁(26)=MHPS=。男子MGC出場選手のベスト記録トップ3は、13年の箱根駅伝3区で直接対決している。

 強い向かい風が吹いていた21・5キロ。設楽(当時東洋大3年)が区間賞、大迫(同早大3年)が区間2位。山梨学院大2年だった井上は区間7位に終わった。マラソンのほぼ半分の距離で設楽に2分4秒、大迫に1分56秒も負けた。それから6年と8か月。駅伝の借りをマラソンで返す時が来た。「設楽選手、大迫選手は意識するが、一番の敵は自分。タイムは大迫選手が一番速いが、一番強いのは自分です」と、きっぱり話す。

 MHPSの黒木純監督(48)は、「自分が一番強いと言い切れることが井上の強さ」と、そのメンタルを高く評価する。

 強気な言葉には裏づ付けがある。昨年8月、高温多湿のインドネシア・ジャカルタで行われたアジア大会。エルアバシ(バーレーン)を秒差なしの接戦で下し、日本勢32年ぶりの金メダルを獲得した。ちなみに、エルアバシはその後、2時間4分43秒のアジア記録をマークしたつわものだ。井上が勝負強く、暑さにも強いことは証明されている。

 確固たる“哲学”を持つ。「昔は走ることが楽しかったが、今は楽しいと感じることはできない。もがいて、苦しみたい。楽しいばかりではダメだと思う」。「楽しむ」をモットーとする選手が多い令和の時代に、この26歳には日本の古き良き“昭和のマラソンランナー”の雰囲気が漂っている。(竹内 達朗)

 ◆井上 大仁(いのうえ・ひろと)1993年1月6日、長崎・諫早市生まれ。26歳。2011年、鎮西学院高から山梨学院大に進学。箱根駅伝は1年1区10位、2年3区7位、3年5区8位相当(2区棄権のため参考記録)、4年3区3位。15年卒業後、マラソン部を名乗るMHPSに入社し、マラソンで成長中。17年世界陸上26位。自己ベストは2時間6分54秒(日本歴代5位)。165センチ、51キロ。

最終更新:9/13(金) 18:46
スポーツ報知

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