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外食大手“月見商戦”が活況 吉野家 卵3個の「特製御膳」 マック 定番に新商品追加

9/11(水) 11:33配信

日本農業新聞

 大手外食チェーンで“月見商戦”が盛り上がりを見せている。牛丼チェーンの吉野家が国産鶏卵を3個使った初の月見商品を投入。ハンバーガーチェーンも定番商品として定着してきた鶏卵を使ったメニューを拡充。旺盛な業務需要に応じ、相場も9月以降堅調に推移している。流通関係者は「外食からの引き合いは価格上げ要因になる」と期待を寄せる。
 
 「卵を三つも使った秋の特製御膳」。吉野家は今月上旬から、鶏卵を使った牛とじご飯と生卵、みそ汁などをセットにした「月見牛とじ御膳」(630円・税別)を発売した。同社によると、牛丼を注文する客の3人に1人は鶏卵を注文。今回の商品も「サイドメニューの一番人気になる卵の新しい食べ方を提案する狙いで企画した」(同社広報)と話す。同社が月見に絡めた商品を取り扱うのは今回が初めて。

 5日から一部店舗を除く全国の店舗で販売を始め、商品全体の売り上げ構成比の10%台を占めるなど「想定以上の売れ行き」という。10月15日までの販売を予定する。

 ハンバーガーチェーンでも、定番商品に加えて新商品を売り込む動きがある。「月見バーガー」シリーズを展開する日本マクドナルドでは、今期新たに国産鶏卵を使った「黄金の月見バーガー」(390円)をラインアップに加えた。一部店舗を除く全国で10月中旬まで販売する。

 ロッテリアは、かつおだし風味の丸形の卵焼きを満月に見立てた新商品「満月月見 肉厚バーガー」(480円)など6種類の限定商品をそろえる。日本ケンタッキー・フライド・チキンは、国内産チキンに目玉焼き風のオムレツを合わせた「月見チキンフィレサンド」(460円)「月見和風チキンカツサンド」(同)を投入。「秋の定番商品として毎年好評を得ている」(同社広報室)という。

 原材料の鶏卵は、生産調整事業による減産や実需の旺盛な需要を反映し、低迷が続いた相場も今月に入り上向いてきた。台風15号による停電などの影響も一部地域で出ており、需給は引き締まりそうだ。JA全農たまごの10日の相場は、東京M級基準値が170円と前日比10円高。170円台は約4カ月ぶり。

 流通関係者は「月見だけでなく、涼しくなる秋口にこってりした味の味玉や半熟卵などをメニューに加える動きが定着してきた」と指摘。好調な外食需要に加え、台風による影響も予想され、「今後の相場は強い展開」(同)との見方が強まっている。

日本農業新聞

最終更新:9/11(水) 11:33
日本農業新聞

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