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LINEで子育て相談 児童虐待防止に向け各児相に窓口設置・タブレット導入 群馬県補正予算案

9/11(水) 6:07配信

上毛新聞

 児童虐待の防止や早期把握につなげるため、群馬県はスマートフォンなどでメッセージをやりとりする無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用した相談窓口を設けると明らかにした。11月にも始め、児童相談所(児相)の職員が、子育ての悩みや虐待に関する情報を受け付ける。新たにタブレット端末を児相に導入し、虐待被害の記録や適切な対応に役立てるほか、法律面での助言を受ける弁護士との連携も進める。

◎東京や神奈川で先行導入 「できることは何でも」

 県内の児相が昨年度受けた児童虐待に関する相談は1374件で最多。対策は大きな課題で、県は10日発表した一般会計補正予算案に新たな取り組みの費用を盛り込んだ。

 県によると、LINE相談は専用アカウントを設け児相の児童心理司らが対応する。電話や面談でも相談を受けているが、より気軽に利用してもらう狙いがある。本年度末まで試行し、効果や課題を検証する。

 東京都や神奈川県が先行して取り組み、多くの相談が寄せられている。県内では県教委が高校生向けのLINE相談窓口を設けている。

 タブレット端末は、虐待の被害が疑われる子どもに対して活用する。けがなどの様子を画像で記録し、児相にいる職員に送信。現場の職員と児相がその場で話し合い、虐待の見落としを防ぐ。個人情報保護に配慮しつつ、中央、西部、東部の児相3カ所と、北部支所に計8台を置く。

 各児相に配置されている非常勤の弁護士との連携も強化する。対応中の家庭について話し合う定例会議への出席を、現在の月1回から週1回に増やす。子どもの権利を守る上で法律面から助言を受けるメリットは大きく、児相から連携強化を求める声があった。

 県児童福祉課は「できることは何でも取り組み、虐待の被害防止を図る」としている。

最終更新:9/11(水) 6:07
上毛新聞

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