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生麺・冷凍麺の秋冬商戦スタート 「健美麺」や「時短麺」に注目

9/11(水) 20:01配信

日本食糧新聞

生麺・冷凍麺カテゴリーは秋冬商戦に向け、温メニューを提案することで、需要獲得を目指していく。生麺、冷凍麺ともにそれぞれの特徴を生かしつつ、市場のトレンドの時短、簡便、個食などに対応した商品を投入。秋冬の麺類へのニーズが高まる中で、生麺と冷凍麺の存在感を示していく。また、市場環境として、10月の消費増税で家庭内需要が高まると予想されていることから、生麺・冷凍麺への誘引を図っていきたい。

生麺は即食タイプが充実

生(チルド)麺市場は、縮小傾向が続いている。需要層の中心が高齢化してきていることが要因となっている。カテゴリーでは焼そばやうどん、ラーメンが伸び悩み、冷やし中華は季節要因が影響して年によっての増減の幅が大きい。

また、入り数も3食がメーンとなっているが、2食や1食といった個食化に対応した商品が増えてきている。市場環境の不透明さが続くものの、チルド麺は麺のおいしさが支持されているため、味わいを訴求していくことで、若年層など新たな需要の創出を図っていきたい。

近年のチルド麺市場の話題は、即食タイプの伸長だろう。シマダヤ「流水麺」、東洋水産「つるやか」に続き、今春には日清食品チルドが「日清のそのまんま麺」で参入。さらなる市場の成長が期待された。

即食タイプのチルド麺は特に夏場での需要が高まるため、盛夏商戦が盛り上がるかと思われたが、今シーズンは7月の気温が上がらなかった影響を受け、売上げが伸びなかった。特に需要の最盛期の冷やし中華が大きくブレーキした。

2018年の7月が猛暑だったことの反動もあり、単月の前年比では2割減近くまでマイナスとなっている。7月下旬から天候も良くなってきたため、8月は2桁増で推移。7~8月のトータルで1割減ぐらいまでには回復したもののマイナスを取り戻すまでにはいかなかったようだ。

一方、ラーメン類は夏の気温が低かったことが影響して安定した売上げとなっている。

特に季節要因の影響を受けにくいつけ麺タイプは堅調に販売数量を増やしているようだ。うどんも、素材のみの玉うどんを中心に順調に販売量を獲得している。

前半戦は厳しかった中で、下期戦略で巻き返しを図っていく。注目となりそうなのが、シマダヤの「健美麺」だ。チルド麺で初となる機能性表示食品として、血糖値を気にする人にも安心して従来と変わらないおいしい麺を楽しんでもらえる商品として提供する。

日清食品チルドは、新シリーズとして「時短麺」を展開している。同シリーズは、秋冬での即食需要に対応して、レンジ加熱90秒や、鍋で30秒ゆでるといった簡便性を打ち出すことで、新しい分野として育成していく。

東洋水産は、マイナス基調の3食焼そばの中でも売上げを伸ばす主力の「マルちゃん焼そば 3食」で、季節・期間限定商品を年間通じて投入していくとともに、52週のメニュー提案も継続することで需要を喚起していく。

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最終更新:9/11(水) 20:01
日本食糧新聞

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