ここから本文です

障害に「言い訳なし、限界なし!」超ダイバーシティ芸術祭が渋谷で開幕

9/11(水) 8:14配信

TOKYO HEADLINE WEB

 障害、性別、言語、国籍などを超えたパフォーミングアーツの祭典「True Colors Festival -超ダイバーシティ芸術祭-」が10日開幕し、オープニングイベント「True Colors DANCE -No Limits-」が東京・渋谷で行われた。障害者8人組による国際ダンスグループ「イルアビリティーズ」も登場し、会場を盛り上げた。

「True Colors Festival -超ダイバーシティ芸術祭-」は、あらゆる多様性があふれ、人々が支え合う社会の実現を目指して2019年9月~2020年7月まで開催されるプロジェクト。約1年を通して、ダンス、ミュージック、演劇、ファッションショーなど多彩なパフォーマンスを披露する。第一弾となる「True Colors DANCE -No Limits-」では、カナダを拠点に世界各地で公演を行う障害者8人組ブレイブダンスグループ「イルアビリティーズ」が来日し、日本のトップダンサーとのダンスバトルが行われた。

「イルアビリティーズ」の「イル」は、「素晴らしい、繊細、センスがある」などの意味でヒップホップ界で使われる言葉。「言い訳なし、限界なし」をテーマに、障害のネガティブな側面や限界ではなく、ポジティブなメッセージを発信することを目指している。オープニングパフォーマンスを終えたカナダ出身のリーダー、ルカ・パトエリは「日本に来られて光栄に思っています。皆さんとこうして情熱を分かち合うことができてうれしいです」と喜びを語った。

 イベントでは、福祉職員を中心に結成された「SOCIAL WORKEEERZ」や、世界最大のダウン症のエンターテインメントグループ「LJ BREAKERS」によるパフォーマンスのほか、世界選手権で優勝経験のあるトップブレイクダンサーと「イルアビリティーズ」によるソロダンスバトルも。片足や片手でのスピンに加え、松葉杖や義足などの装具を活かしたパフォーマンスに、会場からは歓声が上がった。

 イルアビリティーズと長年の友人であり、国内外で50以上の優勝経験を持つ日本のプロダンサー、Bboy Taisukeは「今日は11年ぶりにまた一緒に踊れてうれしい。ダンスをやっていると、こうして人と繋がることができる。今日これを見てダンスを始めようと思った子には、“続けていればこういうチャンスがある”ということが伝われば」と思いを語った。

 ダンスバトルを終えたルカは、「素晴らしい経験でした。才能あるダンサーと同じステージに立てて喜びでいっぱいです。年齢も性別も障害もすべて超えて、みんなで一つになることができ感謝しています」と語り、イベントを締めくくった。

「True Colors Festival -超ダイバーシティ芸術祭-」の第二弾は、10月開催。「ビート」をテーマに、アルゼンチンアーティストとの音楽セッションを行う。


(取材・文 丸山裕理)

最終更新:9/11(水) 11:32
TOKYO HEADLINE WEB

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事