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【師匠と僕】 “僕のアイドル” が師匠に!プロレスラー棚橋弘至が語った師匠のこと・前編

9/11(水) 11:03配信

CBCテレビ

世の中で活躍する著名人たちにインタビューし、多大な影響を受けた師匠とのエピソードを紹介していく。
今回は、“100年に一人の逸材”のキャッチフレーズでも知られる人気プロレスラー棚橋弘至さん・42歳。
1999年、大学卒業後、22歳で新日本プロレスに入門し、その年にデビュー。
それ以後、国内外の試合に出場し、数多くのタイトルを獲得。押しも押されもせぬ人気プロレスラーになる。今年は、スポーツ専門誌の“プロレス総選挙”(読者が決める現役最高のプロレスラー)でも、4年ぶりに返り咲いて見事1位に輝いた。
10月にデビュー20周年を迎える前に、「プロレスラー棚橋弘至の師匠」について聞いてみた。【前編】

野球少年がプロレス界のアイドルに出会う

棚橋ファンならご存じの人も多いだろうが、実は棚橋さん、中学・高校時代は野球少年。一方で、先にプロレスファンだった弟と共にテレビのプロレス中継を観るようになり、その楽しさにどっぷりはまっていく。
そこで出会ったのが、当時、新日本プロレスの若手(武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也の3選手)で結成し、人気を博していた「闘魂三銃士」。
中でも棚橋さんが夢中になったのが、武藤敬司さんだ。
「一番かっこよくって、華やかな動きをする武藤さんが僕のアイドルだったんですね」と当時を振り返る。
そして、大学卒業後、テレビで見ていた「僕のアイドル」と実際に出会うことになる。
その武藤さんこそ、今も“師匠”として慕っている人物だ。

付き人時代に学んだ“スター学”

かつて、野球少年だった棚橋さんは、大学時代にはプロレス同好会に入り、卒業後には新日本プロレスに入門。
練習生を経て、デビューすると、先輩の身の回りのお世話をする「付き人」という役目が加わる。棚橋さんが最初に付いたのが、僕のアイドルの武藤敬司さんだ。
武藤さんは、長年在籍していた新日本プロレスを、棚橋さんと出会った後3年足らずで出てしまうことになるが、日々どんな関係性を築いていったのだろうか…。
まず、練習面。武藤さんはやはりウェイトトレーニングを熱心にされていて、普段はもちろん巡業中でもよくジムにおともをしていたのだとか。
棚橋さんの語るそのジムでのやり取りは、まるで歳の離れた兄弟のよう。(武藤さんと棚橋さんは14歳違い)どちらが重いバーベルを上げたか?などを楽しく競いながらのトレーニング。そこには師匠と付き人といった厳しさはない。

でも、棚橋さんの学びはちゃんとあった。「レスラーとして魅せられる体を作る」ということと「パワーで勝負をしてはダメだ!という気づき」だとか。
「武藤さんは、身長もあって、運動神経もよくて、パワーもあるんですけど、パワーに頼らない試合をするんですよ。すごく華麗な…。なので、武藤さんよりだいぶん背の低い僕が、パワーのみで立ち向かって勝てるわけがない。技巧派というか、武藤さんと違うところで勝負しないといけないということを思いましたね」と。
日々、共にしたトレーニングの中で、「自分なりの戦い方を探るきっかけ」をくれたのが武藤さんなのだ。
また、練習以外の場所では、「スターとしての振る舞いや見せ方」を学んだ。
武藤さんが街を歩いていると、あっという間にファンに囲まれる。
そのファンの対処や周りの交通整理も付き人の役目だが、人が集まった光景は「一緒にいる人間として誇らしかった」と語る。

そして、今となっては笑い話となる、その頃の武藤さんとのエピソードを教えてくれた。
「人が集まってきて、“サインしてください”“写真一緒に撮ってください”と言ってくるじゃないですか。そういう時は“タナ、1回断れよ!”と。僕が“すみません!ちょっと忙しいんで!”と断ったあとに、武藤さんが“あっ、いいよ、いいよ”と言うと、ファンは若手に断られたのに、武藤さんが“いいよ”って言ってくれた!となる。
武藤さんの“いい人”がさらに引き立つ。株が上がる。だから“おまえ、1回断れよ!”と」。このスター学はそのまま受け継がれていて、棚橋さんの付き人にも同じように「“1回断れよ!”と伝えてある」と楽しげに語る。

棚橋さんいわく、武藤さんの付き人に対するポリシーは「教えない」ことらしい。
「これは商売のタネだから、教えない」らしい。
でも、教えてもらわずとも、過ごした時間は密であったに違いない。(つづく)


■棚橋弘至 現在の出演番組
出身地(岐阜県大垣市)がある東海エリアで放送のCBCテレビの情報番組「チャント!」にレギュラー出演。地上波では初めてとなるレギュラー番組。棚橋さんの決め台詞から名付けたコーナー「週末、愛してまーす!!」で、東海エリアのお出かけスポットを巡り、スイーツ好きや工作好きなど自身の嗜好や特技を生かしてリポートにも励む。これまでにもバラエティー番組やテレビドラマ、映画の出演、ファッション誌などにも登場して、プロレスファンを増やすためにも活躍の場を広げている。

最終更新:9/13(金) 15:48
CBCテレビ

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