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伊藤園の新・茶系飲料が驀進 “生果と抽出”“紅茶を焙煎”専業の技強みに

9/11(水) 18:32配信

食品新聞

 伊藤園の「TEAs’ TEA NEW AUTHENTIC」ブランドが販売数量500万ケース(1億2000万本)の大台突破に向かって驀進している。

 同ブランドはそもそも紅茶ブランドであったが、16年に“NEW AUTHENTIC(本当の新しいおいしさ)”のコンセプトが付与され、カテゴリーを問わず幅広くお茶の楽しみを伝えるブランドへと様変わりした。
 「伝統と素材を再編集して現代のライフスタイルにあわせた新しいお茶を追求している」と相澤治マーケティング本部麦茶・紅茶ブランドグループブランドマネジャーは説明する。

 このようにブランドを刷新してから好調に推移しているのが「ほうじ茶ラテ」で18年暦年は前年比20%増を記録した。

 同商品が牽引役となりブランド全体で好転の兆しが見え始めてきたところに、直近の8月に新発売した「生オレンジティー」がヒットし一気に息を吹き返した。「まずは500万ケース達成を目標とし、これが達成できたら次のステージへと向かう」と勢いづく。

 「生オレンジティー」は、生果と一緒に紅茶を抽出することで果汁の使用量を減らしながらも遜色ない果実感を実現。素材のおいしさや自然な甘さが感じられるティーポットでいれたようなフルーツティーに仕立てられ、果汁1%で100ml当たり18kcalに抑えられている。

 同商品は発売から約1ヶ月で1200万本を突破した。秋冬は、この勢いを加速させるべくラインアップを拡充。9月9日に「しあわせ香る 焙じた紅茶」を新発売し、同時に「ほうじ茶ラテ」をリニューアル発売した。「ほうじ茶の香りを“しあわせの香り”と名付けて、ふたつのしあわせな香りを広めていく」考えだ。

 新商品の「焙じた紅茶」は、ほうじ茶飲料市場の拡大から気づきを得て開発。「ほうじ茶の飲用理由である“香りがよい”“後味スッキリ”“食事に合う”を紅茶に応用できないかと考え紅茶を焙じてみた」と振り返る。

 紅茶を焙煎することで、渋みを抑えて甘く香ばしい香りを引き出した上に、ほんのりと甘さが感じられるように砂糖を加えてパンとの相性を追求した。

 マーケティング本部麦茶・紅茶ブランドグループ商品チームの黒岡雅康氏は有糖にした理由について「そもそも紅茶はミルクや砂糖を入れることを前提に発展してきている。砂糖を少しだけ入れることで焙煎した香りをさらに心地よく感じてもらえるようにした。水もそうだが、少し甘さのあるほうが喉の通りがよくなる」と語る。

 100ml当たりのカロリーは、一般的なストレートティーが16Kcal程度であるのに対し「焙じた紅茶」は9Kcalとなっている。
 店頭ではパンとの相性を訴求していくため、パン売場でのクロスMDを提案していく。

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最終更新:9/11(水) 18:32
食品新聞

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