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工藤監督が天王山エンジョイ指令 家族の注意に「僕自身も」

9/11(水) 11:55配信

西日本スポーツ

 天王山を楽しめ! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が「エンジョイベースボール」指令を出した。

【写真】投手練習を見守る工藤監督

 きょう11日から、0・5ゲーム差の2位につける西武との直接対決2連戦(メットライフドーム)。ともに残り14試合で、今回の勝敗がVの行方を大きく左右するだけに極度の重圧がかかる戦いになるが、百戦錬磨の指揮官はプレッシャーを楽しむことが勝利への近道であることを強調した。

■笑顔で練習見守る

 天下分け目の大一番を前にしても、工藤監督の表情は柔らかかった。東京都内への移動日だった10日は、午前9時半からヤフオクドームで行われた先発投手練習を視察。西武2連戦に先発する高橋礼、千賀らの動きを笑顔で見守った。今2連戦は、必ずどちらかにVマジックが点灯する天王山。極度の緊張が球場全体を包むことは間違いないが、指揮官は選手にその重圧を楽しむ姿勢を求めた。

 選手として14度、指揮官として2度これまでリーグVを経験しただけに「当然選手たちも気持ちは入るでしょうし、緊張しない人はいない」と、2連戦が持つ意味を誰よりも理解している。2位西武とのゲーム差は、わずか0・5。万が一連敗を喫すれば、1・5差をつけられての2位となる。2連戦を終えれば、ともに残りは12試合。直接対決がない中、1・5差をひっくり返すことは容易ではない。Vの行方を左右する戦いとなるが、だからこそ指揮官は楽しむことの重要性を強調する。

 「緊張してしまうと体が動かなくなったりもする。プレッシャーを楽しむというのはなかなか難しいけど、楽しむぐらい生き生きと自分たちの力を信じてやってほしい。ふざけるのではなくて、明るくね」。現役時代には通算224勝をマークし、日本シリーズにも14度出場した経験を持つが、若手の頃には極度の緊張から体が硬直し思うようなボールが投げられなくなった苦い経験も持つという。「話すことで少しはリラックスできる。『さあいくぞ』という雰囲気を出すのは声」。元気と明るさこそが、大一番で本来の力を発揮するカギであることをその豊富な経験から理解している。

 選手らに求めるだけでなく、自らも普段以上に大一番を楽しむ構えだ。劣勢の試合中にベンチでの険しい表情がテレビに映し出されると、家族に注意されることもあるという。「僕自身もそこは常に反省をしながらやっていかないといけないところ」と頭をかく。「僕ら(首脳陣)はいろいろ先のことを考えたりもしないといけないけど、選手はその一瞬を大事にしてやってほしい。それがいい試合につながり、最終的に勝ちにつながる」。チーム一丸で、極限にヒリつく一瞬一瞬を楽しみ、2年ぶりのVへ突き進む。

西日本スポーツ

最終更新:9/11(水) 11:55
西日本スポーツ

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