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ヤマハ初のスクーター「SC-1」 その斬新なデザインは、現在のヤマハデザインにも通じています!!

9/11(水) 20:02配信

バイクのニュース

ヤマハ初のスクーター「SC-1」は、飛行機をモチーフにした!!

「SC-1」は、ヤマハ初のスクーターとして、1960年に誕生しました。セルダイナモやトルクコンバータと2段ギアを組み合わせた変速機、駆動はシャフトドライブ方式で飛行機のような前後輪片持ち式など、先進的な技術を数多く投入していました。また、駆動シャフトを内蔵する軽合金のケースが一つの長いスイングアームとなりダブルスプリング・ショックアブソーバーにより柔らかい乗り心地を実現しています。

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 搭載されたエンジンは、総排気量175cc、10.3PSを発生させる空冷2ストローク単気筒でした。当時の車両では珍しくスターターを装備し、始動性については問題ありませんでしたが、軽量モノコックボディ(19kg)と斬新なデザインの車体設計だったために整備性が著しく悪く一般に受け入れられないモデルとなりました。レッグシールドの内側には、8リットルの燃料を入れることができ、さらに後部には収納は用意されています。

 左足で踏み込むロータリー式チェンジギアは、ロウとハイ、ニュートラルに分かれており、発進や一時停止、急加速などにも迅速に対応できる機能です。制動装置は、右足でブレーキ操作する後輪にはオイルブレーキ、右手で操作する前輪ブレーキにはワイヤー式を採用しています。

 ラビット(富士重工)、シルバービジョン(新三菱重工)、ジュノオ(ホンダ)、ベスパなど国内外のメーカーの参入によりスクーター市場が急速に拡大した1950年代、生産車第1号のYA-1(1955)やYD1(1957)など順調に販売を伸ばしていたヤマハは、大型スクータ分野に優れた走行性能と前衛的なデザインのモデルを投入したことで市場に大きな衝撃をあたえました。

 しかし、大型スクーターの時代は長くは続かず、世の中は手軽に購入できるようになった軽自動車にその座を奪われ、1980年代まで大型スクーターは登場しませんでした。

 ヤマハ「SC-1」の販売価格は、当時15万円でした。

 ■ヤマハ「SC-1」諸元

 全長×全幅×全高:1770mm×660mm×980mm
 車両重量:123kg
 エンジン形式:空冷2ストローク単気筒
 総排気量:175cc
 最高出力:10.3PS/5500rpm
 燃料タンク:8リットル

バイクのニュース編集部

最終更新:9/11(水) 21:08
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