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働く主婦の半数以上が出戻り就職を考えたことが。「出戻り制度」はあり?なし?

9/11(水) 19:32配信

ファイナンシャルフィールド

女性は結婚、出産を機に退職することがまだ多いようです。子育てが一段落したら、働きに出たいと考える人は多いです。多くは短時間のパートやアルバイトに行くのでしょうが、かつて働いていた職場に戻りたいと考える人もいるのではないでしょうか。

主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル)の調査機関しゅふJOB総研は『出戻り就職について』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いました。(※1)

半数以上が一度退職した会社に復帰したいと思ったことがある

一度退職した会社に復帰したいと思ったことはあるかと尋ねると、「ある」と答えた人が56.2%でした。

復帰したいと思ったことが「ある」と答えた人に、その理由を聞くと、最も多い答えが「辞めてから元の会社の良さがわかった(39.2%)」でした。いざ、次の就職先を探そうとすると、元の会社の給与や福利厚生、仕事内容よりも良い就職先を見つけることが難しいのでしょう。

次に多いのが「育児で退職したが、子どもの手が離れた(26.1%)」ですが、同様に家族の介護や配偶者の転勤で退職したが、事情が変わったという回答がありました。「元の会社から復帰要請があった(19.9%)」という理由で復帰したいと考えた人もみられます。

しかし、「ある」と答えた人で実際に元の会社に復帰した人は23.4%と、多くの人は復帰していないようです。

復帰するなら元上司に相談する人が4割

一度退職した会社に復帰するとしたら、どのような方法を取るかと聞くと、最も多い回答は、「その会社に在職中の元上司に相談する(40.5%)」でした。「その会社に在職中の元同僚に相談する(33.6%)」がそれに続き、つてを使って相談しようと考える人が多いことが分かりました。

「求人募集を待って一般応募する(31.6%)」と、正規ルートで応募する人もいますが、いくら待っても募集がないことがありますので、まずは知り合いに聞いてみようということでしょう。

6割が復帰するなら働きやすい環境を求める

一度退職した会社に復帰するとしたら、会社側に何を要望するかという問いに対しては、「勤務時間や勤務地など働きやすい環境(63.3%)」が最も多い結果となりました。働き方改革で、テレワークなどフレキシブルな働き方が可能な制度が整備されつつありますので、在籍中になかった制度が今はある可能性もありますね。次いで「今の自分のスキルや経験に相応しい職務(39.9%)や給料(39.5%)」という回答がありました。

これは「在籍当時の自分と同じ職務(19.6%)や給与(13.6%)」の2倍以上の回答を集めており、時代が変わって昔の自分のスキルでは今の仕事で通用しないという自覚があることがうかがえます。

一度退職した会社に元社員が復帰できる制度への賛否については、「自分が復帰する立場でも、受け入れる立場でも賛成(85.6%)」と、ほとんどの人が賛成でした。

フリーコメントをみてみると「スキルがあり回りの方とも環境も慣れているのでお互い楽」「会社からみても特に人間性が分かってる従業員が戻ってくるのは、リスク管理を考えれば、進めたい採用方法」と肯定的な意見もあれば、「止む無しに辞めたのならば復職はあり。自己都合で勝手に辞めた場合は復職なんて有り得ない」と、退職理由によっては受け入れられないという意見もありました。

エン・ジャパンの調査によると、一度退職した元社員を、出戻り社員として「再雇用したことがある」と答えた企業は、全体の72%だそうです(※2)。しかし、再雇用を制度化している企業は8%にとどまっており、再雇用は制度化せずに行われているようです。もし、元の会社に再就職したいならば、まずは元上司などに相談するとよいでしょう。

※1:しゅふJOB総研「出戻り就職について」
※2:エン・ジャパン株式会社「企業の出戻り(再雇用)実態調査2018」

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルフィールド編集部

最終更新:9/11(水) 19:32
ファイナンシャルフィールド

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