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「言語障害」「ばか」…施設長パワハラに賠償命令 福岡地裁

9/11(水) 12:04配信

西日本新聞

 福岡県糸島市の社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームで働いていた男女5人が、施設長からのパワーハラスメントに対する慰謝料や退職金の支払いを求めた訴訟の判決で、福岡地裁(鈴木博裁判長)は9日、法人側に計約2800万円の支払いを命じた。

 判決によると、原告5人は介護士として勤務。女性施設長は原告らに対し「言語障害」「ばか」「学歴がないのに雇ってあげてんのに感謝しなさい」などと発言。業務上の報告を怠った原告には、トイレ掃除用のブラシをなめさせた。

 鈴木裁判長は判決理由で、施設長の暴言について「名誉感情を害し人格をおとしめた。業務の適正な範囲を超えて精神的な苦痛を与える言動と認められる」と指摘。退職金を不支給とした社会福祉法人側の対応についても「原告らは施設長の指示などで退職しており、支払い義務を負う」とした。

 施設長らはパワハラの事実などを否定していた。社会福祉法人側の代理人弁護士は「判決文を見ておらずコメントできない。控訴については依頼者と相談の上、検討する」としている。 (鶴善行)

西日本新聞社

最終更新:9/11(水) 12:04
西日本新聞

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